新日1・4東京ドーム大会(WRESTLE KINGDOM 12)全カード
大分前に発表になっているが、全カードを確認しつつ、見所を・・
試合数は、全9試合+得意のバトルロイヤル(第0試合)で行われる様だ。バトルロイヤルは、本戦に出れなかった選手と今年もレジェンド等のサプライズがあると思われる。
【第1試合】
IWGPジュニアタッグの試合が組まれている。これは、結果はどうあれ、SHO&YOHの実力というか化けの皮が剥がれる試合になると思われる。超実力者タッグのヤングバックス相手にどう対応できるかがポイント。どうしても作られたチャンピオンというイメージがあるので、それを払拭できるかどうか・・ ただ、それには少し時間がかかると思われる。
【第2試合】
NAVER無差別級6人タッグが組まれている。5チームによるガントレットマッチで行われる。簡単にルールを説明すると、2チームで対戦し、勝ったチームが次のチームと対戦し、それを繰り返し最後まで勝ち残ったチームが王者(防衛)となる。出場メンバーを見ると、どうしても寄せ集め感があるが、本命は王者組のファレ&GODとウォーマシーン&エルガンでしょう。
【第3試合】
Codyの直訴から生まれたカード。ただ、ROHのベルトを失ったことで、ノンタイトル戦となった。まぁ、ある意味、異色の二人による試合なので、楽しみは楽しみである。飯伏はどんな相手にも対応できると思うが、この試合でCodyの実力というか多様性が試されると思う。果たして、Codyは1流なのか並のレスラーなのか!?
【第4試合】
IWGPタッグ選手権試合が組まれている。いつも3WAYのイメージがあるが、やっと普通のタッグによるタイトルマッチが組まれた。しかも、久々の日本人タッグがこのタイトルに絡む。ぜひ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの二人に勝って欲しいものだ。そして、翌日の1・5後楽園でBUSHIを交えて、先日失ったNAVERの6人タッグに挑戦するのも良いでしょう。
【第5試合】
NAVER無差別級の試合が組まれている。ただやるだけでは、注目が集まらないとの判断からか、敗者髪切り&ノーセコンドマッチで行われる。これは、この様に少し注目を浴びる様に持っていったのは鈴木みのるのおかげであることは確か。これは、王者後藤になってもなにも提供できなくなるので、そう考えるとみのるが王者でいた方が良いでしょう。
【第6試合】
IWGPジュニアヘビー級選手権が行われる。しかも、4WAYである。おそらく、目まぐるしい展開になり、息をつかせない展開になると思う。はっきり言って誰が勝ってもおかしくない試合だとは思うが、個人的にはヒロムかオスプレイに期待したい。
【第7試合】
インターコンチネンタル選手権が組まれている。右膝の負傷で欠場している棚橋のコンディションが気になるが、以前から言っている様に、もうそろそろ『帰国⇒強くなっている⇒いきなりベルト奪取』という流れはやめた方が良い。ここは、前例を覆し、棚橋が圧倒的な強さで勝利するところを見たい。ただ、相手を引き出して勝つのが棚橋なので、勝ち試合でも良い試合になるでしょう。できれば、エグいテキサスクローバーホールドで勝って欲しい。
【第8試合】
ダブルメインイベントの1試合目となっているが、内藤の言う通りセミである。USヘビー級選手権として、ケニー・オメガとクリス・ジェリコの試合が組まれている。これは、個人的には、ケニー・オメガを応援したいが、今後クリス・ジェリコが新日に継続参戦することになっていれば、初戦で負けるわけがないので、そういう結果になるでしょう。これは申し訳ないが、斜めに見てしまう試合になりそうである。
それと、考えられるのが、BULLET CLUBのお家騒動である。クリス・ジェリコにCodyやファレ&GODが加担し、ケニー・オメガを排除にかかるかもしれない。そうなると、ケニー・オメガはヤングバックスそして飯伏幸太と組むと言う流れができそうなので、そちらに期待したい。
クリス・ジェリコが継続参戦するなら、次に繋がる展開に期待したい。
【第9試合】
IWGPヘビー級選手権試合が行われる。絶対王者化したオカダと絶対的な支持を得ている内藤によるタイトルマッチである。この二人の試合で世界にアピールすること自体がとても大事なことなので、プレッシャーはあると思うが、これぞ新日本というより『これぞ日本のプロレス』というものを世界に発信して欲しいと思う。
オカダも初めは、どうしても作られた感はあったが、徐々に実力を付け、今では本物になっている。その間、人知れず苦労はしたと思われる。一方の内藤は、紆余曲折を経ての今回のステージである。昔から見ているファンは、内藤に対して、感情移入しやすいのは確かである。この東京ドームのメインにたどり着くまで、まったく違った道を歩いて来た二人だからこそ見ている方も期待してしまう。
正直、オカダ長期政権に飽きてきた部分もあり、新しい景色が見たい気もする。ただ、内藤に関しては、この東京ドームのメインへ行く過程と、もしそこで勝ってIWGPヘビーを巻くまでの道のり(ストーリー)は完璧だったと思うが、取ってからのプランというか展望が見えにくいのも確かである。内藤が巻けば、オカダの時より、挑戦してくる選手の門戸が少し広がるとは思うが、こぢんまりとしてしまう可能性もある。そうなると、ナンバー2的な存在で、エースを突っついていくのがベストなのかなとも考えてしまう・・・
まぁ、それはさておき、二人の試合を純粋に楽しみたいと思う。