(A551)高速道路IC・PAレビュー(中央道)-1- | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

今回は高速道路のIC・PAに特化したレビューとして、中央自動車道に関する内容を記述していきます。

 

では、スタートします。なお、順番は起点の高井戸ICから並べております。

 


 

【全体マップ下矢印

 
 
【1】高井戸IC
開業⇒1976年5月18日
営業キロ⇒0.0km(起点)
接続道路⇒都道14号(東八道路)・都道311号(環八通り)
最寄り駅⇒高井戸(京王井の頭線
主なスポット⇒蘆花恒春園・善福寺川緑地・大宮八幡宮・日本大学文理学部・日本年金機構本部・東京農業大学 ほか
 
中央道の起点がここにあり。環八通りと接続し、首都高の高井戸出入口とは実質的に一体となっている。ただ、中央道から見ると上り線の出口しかなく、下り線の入口は現在でも着工されていない(今年になって具体化はされている)。これは建設当時の住民の反対によるもので、起点から1kmに位置する「烏山シェルター」も同様の経緯で設けられている。雰囲気としては首都高の延長といった印象を受ける。
 
【2】中央jct
開業⇒未定(建設中)
営業キロ⇒3.2km
接続道路⇒ C3  東京外環自動車道
 
外環と連絡する予定のジャンクションで、建設中の様子が伺える。中央道の建設段階ですでに外環と接続する計画があったため、IC番号の「2」が欠番となっている。なお、中央jctは仮称であり、開通後は三鷹jctになる事が予想される。
 
三鷹料金所(下りのみ)
開業⇒1976年5月18日
営業キロ⇒4.0km
 
下り線のみ設置されている料金所。上り線にないのは高井戸~八王子が均一料金区間である事が関係している。
 
【3】調布IC
開業⇒1967年12月15日
営業キロ⇒7.7km
接続道路⇒国道20号(甲州街道)
最寄り駅⇒西調布(京王線
主なスポット⇒味の素スタジアム・調布飛行場・武蔵野の森スポーツプラザ・国立天文台・深大寺・神代植物公園 ほか
 
中央道における最初のフルインターチェンジで、高井戸ICが上り線の出口のみとあって実質的な起点として機能する。この位置関係に加えて川崎市北部からも至近距離であるため交通量が非常に多く、開通当初は地域住民に対する様々な問題を抱える事となった。現在でも調布市街から近く周辺道路もそれほど広くないため渋滞が多く、2019年のラグビーW杯では味の素スタジアムが「聖地」となっていたため阿鼻叫喚の状態となっていた。
 
ユーミンの『中央フリーウェイ』に出てくる歌詞はここから国立府中IC付近までの風景を指す。ただし、中央ブリーフ連盟はいくら探しても登場しない。
 
【3-1】稲城IC
開業⇒1995年4月14日
営業キロ⇒10.0km
接続道路⇒都道9号(稲城大橋)
最寄り駅⇒稲城長沼(南武線
主なスポット⇒よみうりランド・東京外国語大学・駒沢女子大学・東京よみうりカントリークラブ・多摩ニュータウン ほか
 

稲城大橋と接続する新宿方面のみのハーフインターチェンジ。ただし、開通当時は稲城大橋が有料道路だった事もあり、ほとんど利用する人はいなかったという。現在は府中SICと合わせて調布ICを補完する役割を果たす。都内有数の遊園地である読売ランドはこのICが近い。

 
【3-2】府中SIC
開業⇒2015年3月7日
営業キロ⇒11.2km
接続道路⇒都道9号
最寄り駅⇒競艇場前(西武多摩川線
主なスポット⇒多摩川ボートレース場・東京競馬場・府中郷土の森公園・府中の森公園・多磨霊園・東芝府中事業所 ほか
 
都内で最も新しく開通したスマートインターチェンジで、名古屋方面のみ接続する。稲城ICが新宿方面のみに接続するICであり、このSICの開通で実質的なフルIC化が実現した。多摩川競艇場や府中競馬場などギャンブルが絡む施設が至近距離にあるため、計画時は一部で反対もあったという。
 
【4】国立府中IC
開業⇒1967年12月15日
営業キロ⇒17.0km
接続道路⇒国道20号(日野バイパス)
最寄り駅⇒谷保(南武線
主なスポット⇒谷保天満宮・京王聖蹟桜ヶ丘SC・土方歳三資料館・高幡不動尊・多摩動物公園・国営昭和記念公園 ほか
 
インターチェンジ名は「くにたちふちゅう」と読む。決して国立競技場が近くにあるわけではない。多摩の中心部に位置し、多摩ニュータウンや北多摩エリアでは当ICを最寄りとする人が多い。なお、日野バイパスは長らく当ICへの接続道路に過ぎなかったが、2007年以降に順次開通して国道20号のバイパスとして機能するようになった。ちなみに、ジブリ映画「耳をすませば」で知られる聖蹟桜ヶ丘駅はここから2~3km程度の位置にある。
 
当IC以東は均一料金区間にあるインターチェンジなので、料金所は入口のみ設置されている。

石川PA
開業⇒1967年12月15日
営業キロ⇒上り23.3km、下り23.5km
 
中央道最初のパーキングエリアで、首都高を除けば都内で唯一の休憩施設。上下線で位置が微妙に異なり、設備もいかにもなパーキングエリアって感じである。それでも中央道の殺人的な渋滞に疲れた人にとっては貴重な場所と言えるだろう。
 
【5】八王子IC
開業⇒1967年12月15日
営業キロ⇒25.8km
接続道路⇒国道16号(東京環状)
最寄り駅⇒八王子(中央線
主なスポット⇒小宮公園・創価大学・工学院大学・都立滝山公園・東京都立大学・昭和の森ゴルフコース・米軍横田基地 ほか
 
国道16号と接続するこのICはかなり構造が複雑で、まず八王子バイパスの横浜方面へ向かう下り出口(【5-1】と表記)があり、少し西に現道に接続するフルIC(上り線では【5】、下り線では【5-2】と表記)があり、さらにちょっと西へ行くとICとは関係なしに上下線一体の本線料金所がある。なお、上り線としては最後の料金所であり、ここから先は出口まで料金所がない。……まあ、こんな感じで色々と絡み合ったこのICでは周辺道路も含めて渋滞が起こらないわけがない。また、圏央道開通前は多摩西部や相模エリアの生命線だったため、繫忙期は山梨県方面への通過時間が半端ない事になっていた。
 
【6】八王子jct
開業⇒2007年6月23日
営業キロ⇒36.0km
接続道路⇒国道468号( C4  圏央道
 

小仏峠の麓に位置する圏央道との連絡地点。むしろここからが本格的な中央道の本番って感じになるような山の風景が広がっている。このjctは比較的開通が早く、それまでは中央道関越道を直接連絡する高速道路がなかったので開通時は待望だったという。なお、圏央道のIC番号は本来なら【40】となるはずだが、中央道に合わせて【6】とされている。

 

ただ、圏央道接続地点であるにも関わらず、中央道は他の高速と違ってハイフンナンバーになっていない。圏央道建設が具体化したのは1980年代のはずだが……元々は高尾山ICを中央道のロングランプとして作る予定だったのだろうか!?

 
【7】相模湖東出口
開業⇒1968年12月20日
営業キロ⇒42.4km
接続道路⇒国道20号(甲州街道)
最寄り駅⇒相模湖(中央線
主なスポット⇒さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
 
名古屋方面の出口しかないクォーターインターチェンジで、公式にもICではなく「相模湖東出口」と表記される。IC番号がハイフンになっていない事から開通当時からこの出口があるのは分かるが、なぜここだけこのような形になったのかは不明。ただ、津久井エリアへ行く近道になる事は間違いなく、「さがみ湖イルミリオン」が開催される時期は非常に助かる出口である。
 

 

相模湖IC以西は次回投稿します。なお、この区間は1967年に完成したいわゆる「初期開通区間」です。ただ、東名よりも建設時期が早かった事もあってか東京都内でも往復4車線しかなく、繫忙期にはほぼ確実に殺人的な渋滞を引き起こします。……せめて八王子IC以西だけでも何とかならないのだろうか!?

 

-2-へつづく