(A553)デビュー50周年記念!!「ユーミン」シングル一覧 | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

さて、今日は「ユーミン」こと松任谷由実が「荒井由実」として1972年にレコードデビューしてからちょうど50年となります。


そこで、今日はそのユーミンのデビュー日に合わせて、過去にシングルで発売された曲をまとめてみる事とします。

 

以下、ユーミンがシングルで発表した作品です。なお、両A面以上のシングルは表題曲のみ表示します。

 


 

(2024.6.15更新)

 

※2018年9月24日より全曲配信がスタートした。

赤字はオリコンでミリオンセラーを記録した曲とする。

青字はオリコンで1位を獲得した事がある曲とする。

緑字はオリコン1位獲得曲以外で現存するベストアルバムに収録された事がある曲とする。

※特記がない限り、作詞・作曲:荒井(松任谷)由実、編曲:松任谷正隆とする。

◆荒井由実時代

(1st)返事はいらない(1972.7.5)

  • 編曲は荒井由実。
  • 本人曰く「300枚程度しか売れなかった」事もあり、シングルレコードは中古市場が高騰している。

(2nd)きっと言える(1973.11.5)

  • 編曲は荒井由実&キャラメル・ママ。
  • B面は何とあの『ひこうき雲』である。詳細は後述。

(3rd)やさしさに包まれたなら(1974.4.20)

  • 不二家「ソフトエクレア」のCMソング。
  • ユーミンとしては初のタイアップ作品であり、現在でもCMなどで流れる事がある。1989年にはジブリ映画『魔女の宅急便』のエンディングテーマとしても使われた。
  • シングルとアルバムではMixが異なり、基本的にはアコースティックなアルバムver.の方が知られている。なお、シングルver.はピアノベースのゆったりとした曲である。

(4th)12月の雨(1974.10.5)

  • アルバム『MISSLIM』と同発。

(5th)ルージュの伝言(1975.2.20)

最高45位・売上6.9万枚

  • ユーミンのシングルとしては初のチャート入りとなった。
  • 発売当時はノンタイアップだったが、1989年にはジブリ映画『魔女の宅急便』のオープニングテーマとして使われた。

(6th)あの日にかえりたい(1975.10.5)

最高1位・売上61.5万枚

  • TBS系ドラマ「家庭の秘密」の主題歌。
  • ユーミンとしては初のシングルチャート1位を獲得し、50万枚を突破した。なお、荒井由実としては唯一の1位獲得作品である。
  • 1976年の年間チャートでは10位となっている。
  • この頃は他のアーティストへの提供曲もヒットを連発しており、「第一次ブーム」と称される事もある。

(7th)翳りゆく部屋(1976.3.5)

最高10位・売上25.6万枚

  • タイトルは「かげりゆくへや」と読む。
  • 1976年の年間チャートでは43位となっている。
  • この年の11月に松任谷正隆と結婚したため、このシングルから20年間「荒井由実」としてのシングルリリースが途絶える。

◆松任谷由実時代

(8th)潮風にちぎれて(1977.5.5)

最高31位・売上5.8万枚

  • 松任谷由実としては初のシングル。

(9th)遠い旅路(1977.11.5)

最高38位・売上5.0万枚

  • 現存するアルバムには未収録。このため、1989年の再発盤が唯一のCD化となった事から、配信開始までは中古市場が高騰していた。

(10th)ハルジョオン・ヒメジョオン(1978.3.5)

最高80位・売上1.2万枚

  • アルバム『紅雀』と同発。
  • キク科の植物で「ハルジョオン」と「ヒメジョオン」がそれぞれ存在する。いずれも雑草の一種で、見た目も似ているらしい。

(11th)入江の午後3時(1978.7.20)

最高88位・売上0.8万枚

  •  

(12th)埠頭を渡る風(1978.10.5)

最高71位・売上1.9万枚

  • 2004年まで毎年行われていた逗子マリーナでのコンサートでは必ずトリで歌われ、その後の打ち上げ花火は風物詩となっていた。

(13th)帰愁(1979.6.20)

最高89位・売上0.9万枚

  • 1985年には研ナオコがカバーして、紅白歌合戦でも歌唱した。

(14th)ESPER(1980.3.20)

最高77位・売上1.3万枚

  •  

(15th)白日夢・DAY DREAM(1980.5.21)

最高44位・売上5.7万枚

  • 現在のところ、アルバム未収録のままとなっている。

(16th)星のルージュリアン(1980.8.5)

最高46位・売上4.3万枚

  • 「ポーラ化粧品」のCMソング。

(17th)守ってあげたい(1981.6.21)

最高2位・売上69.5万枚

  • 映画「ねらわれた学園」の主題歌。
  • 松任谷由実のシングルとしては初のTOP10入りとなった。
  • 1981年の年間チャートでは10位となっている。
  • ここから1990年代後半までTOP10の常連(アルバムは17作連続で1位を獲得)となり、「第二次ブーム」と称される事がある。
  • サビの始めが「醬油の発注」に聞こえる(?)らしく、ニコ動では「ターミネーター2」のBGMを差し替えてこの曲が流れる動画がある。

(18th)夕闇をひとり(1981.11.1)

最高48位・売上3.2万枚

  • アルバム『昨晩お会いしましょう』と同発。

(19th)ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ(1983.8.25)

最高9位・売上17.1万枚

  • ミュージカル「あしながおじさん」の主題歌。
  • 1983年7月に原田知世へ提供した曲のセルフカバー。

(20th)VOYAGER~日付のない墓標(1984.2.1)

最高9位・売上15.8万枚

  • 映画「さよならジュピター」の主題歌。

(21st)メトロポリスの片隅で(1985.8.1)

最高8位・売上14.5万枚

  • 資生堂「フェアネス」のCMソング。

(22nd)SWEET DREAMS(1987.11.5)

最高7位・売上7.6万枚

  • 三菱自動車「ミラージュ」のCMソング。
  • このシングルから8cmCDでの発売がスタートした。
  • ユーミンとしては昭和最後のシングルとなった。

(23rd)ANNIVERSARY~無限にCALLING YOU(1989.6.28)

最高2位・売上35.3万枚

  • 「KDD」の企業イメージソング(KDDIではない)。
  • 1989年の年間チャートでは17位となっている。
  • ユーミンとしては最後のアナログレコードとなった。
  • アルバムver.ではサブタイトルが外されており、基本的にはそちらの方が有名。

(24th)真夏の夜の夢(1993.7.26)

最高1位・売上143.2万枚

  • TBS系ドラマ「誰にも言えない」の主題歌。
  • 松任谷由実「単独」名義のシングルとしては初のオリコンシングルチャートで1位を獲得し、ミリオンセラーを記録した。
  • 1993年の年間チャートでは8位、歴代チャートでは99位となっている。

(25th)Hello, my friend(1994.7.27)

最高1位・売上135.7万枚

  • フジテレビ系ドラマ「君といた夏」の主題歌。
  • 1994年の年間チャートでは6位となっている。

(26th)春よ、来い(1994.10.24)

最高1位・売上116.4万枚

  • NHK連続テレビ小説「春よ、来い」の主題歌。
  • C/Wなしの1曲のみ収録で、500円で発売された。
  • 年間チャートでは1994年の47位、1995年の49位となっている。
  • ユーミンとしては最後のミリオンセラーとなり、「単独」名義では最後の1位獲得シングルとなっている。
  • 2011年には再録音の上で『(みんなの)春よ、来い』として配信限定でリリース。さらに、2012年には1万人超の大合唱をオーバータブして世界中に配信された。
  • 小中学校の卒業ソングとして人気があり、中学校の国語の教科書にも載っている(自分も見た事ある)。

(発売中止)命の花(1995.2.20)

  • TBS系ドラマ「私の運命」の主題歌。
  • 阪神・淡路大震災のタイミングと重なり、発売が中止となった。なお、歌詞に地震や火災を連想するフレーズがある。
  • 1995年12月にアルバム『KATHMANDU』に収録された。

(27th)輪舞曲(ロンド)(1995.11.13)

最高2位・売上58.5万枚

  • 日本テレビ系ドラマ「たたかうお嫁さま」の主題歌。
  • 1996年の年間チャートでは68位となっている。
  • ユーミンとしては最後の50万枚突破シングルとなった。

(28th)まちぶせ(1996.7.15)

最高5位・売上37.2万枚

  • 日本テレビ系「TVおじゃマンボウ」のエンディングテーマ。
  • 1976年に三木聖子へ提供した曲のセルフカバー。
  • この曲は1981年の石川ひとみが歌唱したver.が有名である。こちらは1981年の年間21位となって、紅白歌合戦にも出場した。
  • 結婚前に作った曲という事で、20年ぶりに「荒井由実」名義で発売された(作詞・作曲も同様)。なお、荒井由実としては唯一のCDシングルである。
  • 1996年の年間チャートでは81位となっている。

(29th)最後の嘘(1996.10.16)

最高4位・売上30.7万枚

  • TBS系ドラマ「ひとり暮らし」の主題歌。
  • ユーミンとしては最後の30万枚突破シングルとなり、「単独」名義では最後のTOP5入りとなっている。

(30th)告白(1997.1.29)

最高10位・売上8.0万枚

  • 日本テレビ系ドラマ「告白」の主題歌。
  • ドラマが「同性愛」を扱ったもので、歌詞がゲイのカミングアウトを歌ったものとなっている。

(31st)Sunny day Holiday(1997.11.12)

最高10位・売上9.5万枚

  • フジテレビ系ドラマ「成田離婚」の主題歌。
  • ユーミンとしては最後の8cmシングルとなった。

(32nd)Lost Highway(1999.11.3)

最高20位・売上2.6万枚

  • この曲以降、マキシシングル(12cmCD)での発売となる。

(33rd)PARTNERSHIP(2000.9.20)

最高18位・売上4.1万枚

  • 日本テレビ系「シドニーオリンピック」のテーマソング。

(34th)幸せになるために(2001.1.11)

最高6位・売上10.1万枚

  • TBS系「ウンナンのホントコ!」内のコーナー「未来日記」のテーマソング。
  • ユーミンとしては最後の10万枚突破シングルとなり、「単独」名義では最後のTOP10入りとなっている。

(35th)7 TRUTHS 7 LIES~ヴァージンロードの彼方で(2001.4.25)

最高16位・売上8.2万枚

  • フジテレビ系ドラマ「ムコ殿」の主題歌。

(36th)雪月花(2003.2.5)

最高59位・売上0.9万枚

  • 「NHKテレビ50年・あの人に会いたい」のテーマソング。

(37th)ついてゆくわ(2005.6.1)

最高13位・売上3.2万枚

  • TBS系ドラマ「夢で逢いましょう」の主題歌。
  • 正式には『あなたに届くように』との両A面シングル。

(38th)虹の下のどしゃ降りで(2006.2.15)

最高22位・売上1.4万枚

  • JR東日本「モバイルSuicaキャンペーン」のCMソング。
  • 正式には『Smile again』との両A面シングル。

(39th)人魚姫の夢(2007.9.5)

最高19位・売上1.8万枚

  • 映画「女帝[エンペラー]」のイメージソング。

(40th)ダンスのように抱き寄せたい(2010.5.26)

最高15位・売上1.4万枚

  • 映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の主題歌。
  • 正式には『バトンリレー』との両A面シングル。
  • 現在のところ、ユーミンとしては最後のTOP20入りとなっている。

(配信1st)夜明けの雲(2011.11.23)

  • 映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の主題歌。
  • 41stシングル『恋をリリース』にもC/Wとして収録された。

(41st)恋をリリース(2012.3.14)

最高34位・売上0.4万枚

  • フジテレビ系昼ドラ「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」の主題歌。
  • 現在のところ、アルバム未収録のままとなっている。
  • 現時点ではユーミン最後のCDシングルとなっている。

(配信2nd)ひこうき雲(2013.7.3)

  • 編曲は荒井由実&キャラメル・ママ。
  • 元々は前述の2ndシングル『きっと言える』のB面であり、当時の音源のまま「荒井由実」名義で配信された。
  • ジブリ映画「風立ちぬ」の主題歌。
  • 前年のベスト『日本の恋と、ユーミンと。』にも収録されているが、これを聴いた宮崎駿を含むジブリ関係者が映画の主題歌としてマッチしていると感じ、ユーミンに直々オファーしたという。
  • 配信開始時ですでに発売から40年近くが経過していたが、映画公開後のデイリーチャートでは1位を獲得している。

(配信3rd)気づかず過ぎた初恋(2015.11.18)

  • アニメ映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の主題歌。

(配信4th)残火(2016.9.21)

  • 映画「真田十勇士」の主題歌。
  • ユーミンとしては平成最後のシングルとなった。

(配信5th)深海の街(2019.9.18)

  • テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のエンディングテーマ。

(配信6th)あなたと 私と(2020.8.10)

  • シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の主題歌。

(配信7th)知らないどうし(2020.10.23)

  • TBS系ドラマ「恋する母たち」の主題歌。

(42th)acacia[アカシア](2024.5.29)

最高19位・売上万枚

  • アルバム『acacia(アケイシャ)』からのシングルカット。
  • 令和6年能登半島地震のチャリティシングルとして発売され、売上は全て被災地に義援金として寄付された。

◆コラボシングル

(レコード)今だから(1985.6.1)

最高1位・売上36.7万枚

松任谷由実・小田和正・財津和夫

  • 作詞・作曲は松任谷由実・小田和正・財津和夫、編曲は坂本龍一。
  • 小田和正及び松任谷由実としては初のオリコンシングルチャートで1位となった。
  • オリコン1位を獲得した曲で、CD化されるのが最も遅かった(2023年のコラボアルバム『ユーミン乾杯!!』にて初収録)。
  • 1985年の年間チャートでは16位となっている。

(8cmCD)愛のWAVE(1992.11.9)

最高1位・売上46.6万枚

カールスモーキー石井&松任谷由実

  • 作詞・作曲は石井竜也・松任谷由実、編曲は新川博。
  • フジテレビ系「愛のWAVE」のキャンペーンソング。
  • 「カールスモーキー石井」は石井竜也が米米CLUB時代に使っていた芸名。

(12cmCD)Millennium(2000.1.21)

最高7位・売上16.1万枚

Yuming+Pocket Biscuits

  • 松任谷由実とポケットビスケッツのコラボで、日本テレビ系「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」の企画で実現。
  • ポケットビスケッツとしては最後のシングルとなり、唯一のマキシシングル(12cmCD)であった。

(12cmCD)Still Crazy For You(2006.4.12)

最高14位・売上1.5万枚

クレージーキャッツ+Yuming

  • フジテレビ系「ウチくる!?」のエンディングテーマ。
  • 谷啓と松任谷由実のデュエットで、クレイジーキャッツ結成及び渡辺プロダクション創立50周年記念の企画として制作された。

(配信)Color Of The Moon(2006.9.13)

Friends of Love The Earth Project featuring 平原綾香、ミー・リン、サンディー・ラム、松任谷由実

  • 「Friends Of Love The Earth」はアジアのミュージシャン4名で結成されたユニット。
  • 2006年当時としては珍しい配信シングルとしての発売だったが、これは「CDでの発売より、パソコン等による配信のほうがアジアの人々に広く手に入れてもらえるから」だという。

(12cmCD)ミュージック(2007.7.11)

最高1位・売上6.4万枚

Golden Circle feat. 寺岡呼人・松任谷由実・ゆず

  • 作詞は松任谷由実・寺岡呼人・ゆず・桜井和寿、編曲は寺岡呼人。
  • 寺岡呼人のイベント「Golden Circle」の企画として制作された。
  • 現在のところ、ユーミンとしては最後のオリコン1位獲得曲となっている。
  • 2014年にはゆず/ももいろクローバーZ/back number/大原櫻子 & 松任谷由実による再録音ver.が『忘れられぬミュージック』として配信された。

(配信)きみのためにSuperman -Be a Superman for You-(2021.3.27)

スモール3 with 松任谷由実

  • 作詞は松任谷由実・スモール3。
  • 「スモール3」とは出川哲朗・田中裕二・岡村隆史の身長160cm未満である3人の総称。
  • フジテレビ系「出川と爆問田中と岡村のスモール3」のテーマソング。2020年にユーミンの苗場公演中にテーマソング制作をオファーして実現した。
  • 配信開始は2021年だが、2020年のFNS歌謡祭及び紅白歌合戦で先行披露されている。

(12cmCD)Kissin' Christmas2023(クリスマスだからじゃない)(2023.12.20)

最高3位・売上3.1万枚

桑田佳祐&松任谷由実

  • 作曲は桑田佳祐。
  • コラボアルバム『ユーミン乾杯!!』と同発。
  • 実は発売3週間前の11月27日から先行配信されている。
  • 元々は1986年に日本テレビ系「Merry X'mas Show」のテーマソングとして作られ、当初はレコード化しないと名言していた。その後、2012年に桑田佳祐のベストアルバム『I LOVE YOU -now & forever-』にて初音源化された(名義は桑田佳祐&His Friends)。
  • オリジナルでは別の女性ボーカルが歌っていたが、今回のリメイクではユーミンが参加する事となり、37年越しでのデュエットが実現した。

 


 

以上です。なお、この一覧はシングルのみを並べているため、代表曲である『卒業写真』や『中央フリーウェイ(荒井由美時代)、あるいは『恋人がサンタクロース』や『ダイアモンドダストが消えぬまに(松任谷由実時代)などが入っておりません。ユーミンはシングルでのミリオンセラーも何枚かありますがどちらかと言えばアルバムアーティストであり、1年以上シングルを出さないケースが多く見受けられます。

 

今日はここまでです。なお、同じくシティ・ポップのアーティストである山下達郎・竹内まりや夫妻のシングル一覧は下記のリンクを参照して下さい。