(N191)川崎縦貫高速鉄道について | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

(今日は4月1日です)

 

(Since 2021.4.2 from Ameba No.448)

 

今日は「川崎市営地下鉄」こと川崎縦貫高速鉄道に関する内容を投稿します。

 

 

川崎縦貫高速鉄道は新百合ヶ丘~川崎を結ぶ地下鉄を「川崎縦貫線」として運営を行う第三セクター方式の会社で、主に川崎市などが出資しています。川崎縦貫線は武蔵小杉を境に新百合ヶ丘までを第1期区間(小田急規格)、川崎までを第2期区間(京急規格)として位置付けています。第1期区間は2010年に着工され、2019年に開通。第2期区間は南武線や京急大師線の立体交差化及び外環の動向を見ながら着工時期を決定する方針です。路線データは次の通りです。

 

【路線データ】

 

【他社乗り入れ区間】

(小田急電鉄)

  •  OT  多摩線

(京浜急行電鉄)

  •  KK  大師線(第2期区間開業後に予定)

 

【全体マップ下矢印

 

川崎縦貫線の車庫は北部市場を新百合ヶ丘に移転した上で、その跡地に「水沢車両基地」を建設し使用しています。ただし、検査時は小田急線の唐木田まで回送されます。

 

他社路線の乗り入れは新百合ヶ丘以西は小田急多摩線に入り、唐木田まで直通します。なお、京急ではこの計画による京急川崎以西の直通を想定して大師線の連続立体交差工事が進められており、このうち大師橋駅は2019年より地下化されております。

 



各区間の開通年は次の通りで、ここでは乗り入れ先も含める事とし、大師線に関しては地下化された年を記載します。

 

  • 第1期区間のうち東急田園都市線以東では武蔵野線を旅客化して直通する事も一時期考えられていた。

なお、当初計画では経由地が元住吉となっていましたが、川崎市の財政事情なども考え2005年に武蔵小杉へ変更しました。

 

  車両

 

現有車両は次の通りです(乗り入れ車両含む)。随時更新予定。

 

【6両編成】

(川崎市)

9000系:15本

 

(小田急)

1000形:4本

2000形:9本

3000形:12本

  • 本数は2024/3/16(土)現在。
  • 運用は川崎市が「K」、小田急が「E」となっている。
  • 小田急側は先頭貫通扉があり千代田線への入線実績がある1000形(及び入線予定だった2000形)を更新した上で乗り入れている。ただし、ラッシュ時には非貫通の3000形初期型も入線する事がある。

なお、川崎縦貫高速鉄道所有の車両は川崎重工業(現・川崎車両)で製造され、横浜市の3000V形や西武40000系を参考にして作られています。形式名は多摩線内で小田急や東京メトロとの重複を避けるため9000系としています。基本スペックは以下の通りです。

 

 

第2期区間開通後は車両に燃料電池を用いた新技術を採用する予定で、JR東日本では2022年からFV-E991系を使用した実験が同じ川崎市内を走る南武線鶴見線で実施されています。

 

また、第2期区間は現時点では京急大師線への直通を考慮して1435mmの標準軌で建設する予定であり、武蔵小杉を跨ぐ運用を確保すべくフリーゲージトレインの導入も検討されています。

 

  ダイヤ

 

基本的には武蔵小杉発着で、新百合ヶ丘止まりと多摩線直通が設定されます。なお、多摩線直通に伴う種別変更は実施せず、川崎縦貫線の種別のまま唐木田まで入線します。

 

急行退避は宮前平で実施されます。また、早朝・深夜には水沢車両基地への出入庫の関係で蔵敷発着が設定されています。

 

【日中時間帯】

  • 新百合ヶ丘~武蔵小杉で6本/時
  • 急行は全て多摩線へ直通するが、各駅停車は2本が新百合ヶ丘で折り返す。

【朝ラッシュ時】

両方向共に最大15本/時急行が5本)で、半数程度が新百合ヶ丘で折り返します。なお、東行きの一部運用が小田急多摩センター始発です。

 

【夕方~夜】

平均10本/時程度で、21時以降は多摩線直通を含めて全て各駅停車として運転します。

 

  運賃・所要時間

 

新百合ヶ丘~武蔵小杉の所要時間は急行16分各駅停車24分(運賃340円)です。ちなみに、小田急線南武線(登戸乗り換え)で行くと30分(運賃380円)となっています。運賃と所要時間は以下の通りです。

 

【路線図】

 

【運賃】

 


 

今日はこれで終わります。なお、川崎縦貫高速鉄道の「駅」レビューについては以下のリンクを参照して下さい。

 

 

 

 

(今日は4月1日です)