(N140)駅レビュー(都営大江戸線)~前編~ | BLUEのブログ

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(Since 2020.12.10 from Ameba No.403)

 

今日の「駅」レビューはかつて都営12号線と呼ばれていた都営大江戸線についてです。

 

大江戸線自体の内容は以下のリンクを参照して下さい。

 

 

では、スタートします。なお、順番は新宿西口駅から駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

※営業キロは都庁前駅を起点(0km)として内回りに増えていく。

 

  【E-01】新宿西口駅

 

 

 

新宿区総合庁舎下車駅。ただし、ここはあくまでも「新宿西口駅」であり、日本はおろか世界一のターミナルである「新宿駅」ではない。正直、東京23区民でも「新宿」と「新宿西口」の違いは分からないと思われ、地方の人が地図なしで行きたい場所に辿り着くのは至難の業だろう。ただ、当駅から1km圏内だけで欲しいものの9割は手に入ると言っても良い。

 

以前は「小田急百貨店前」ないし「損保ジャパン日本興亜本社前」といった副駅名があったが、現在は放送すらなくなっている。また、都営新宿線との乗り換えは都庁前乗り換えの上で新宿駅を利用する事となる。

 

【駅周辺施設】

  • 新宿大ガード
  • 思い出横丁
  • 歌舞伎町
  • 損保ジャパン本社ビル
    • SOMPO美術館
  • 新宿西口ハルク
  • 新宿エルタワー
  • PePe西武新宿
    • 新宿プリンスホテル
  • 小田急百貨店(新宿ミロード)
  • 東京モード学園 ほか

 

  【E-02】東新宿駅

 

image

 

 

明治通りの下にある駅。西武新宿駅及び新大久保駅から東へ歩いて明治通りまで辿り着いた時に当駅の目印が見えてくる。前述の両駅とは街が連続しており、特に新大久保界隈は韓国街として有名。グルメや買い物で疲れた時に当駅が見えるとさぞホッとする事間違いなし。

 

【駅周辺施設】

  • 歌舞伎町
  • 新宿イーストサイドスクエア
  • 新宿文化センター
  • 戸山公園
  • 新宿健診プラザ
  • 新宿アインスタワー
  • コリアンタウン ほか

 

  【E-03】若松河田駅

 

 

 

当初はフジテレビ本社の最寄り駅になる予定だった。しかし、フジテレビは開業を待たずにお台場へ移転してしまったため、ほとんど特徴のない駅となってしまった。それでも東京女子医大などの大きな病院が点在しており、利用客は決して少なくない。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 総務省
  • 東京都赤十字血液センター
  • 東京女子医科大学病院
  • 国立国際医療研究センター
  • 厳島神社抜弁天 ほか

 

  【E-04】牛込柳町駅

 

 

 

かつてあった都電の牛込柳町停留所と同じ場所に駅が建設された。ただし、当駅の上にある外苑東通りとの交差点は「市谷柳町」である。周辺は閑静な住宅地だが所々に寺院が見受けられる。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 瑞光寺
  • 先端生命医科学センター
  • 草間彌生美術館 ほか

 

  【E-05】牛込神楽坂駅

 

 

 

当初は「新神楽坂駅」となる予定だった。駅東側にある「神楽坂」は独特な雰囲気を持った坂道の商店街として全国的に知られている。周辺は住宅街だがどことなく「和」の感じが見受けられ、小説やドラマの舞台になる事も少なくない。

 

【駅周辺施設】

  • 神楽坂
  • 牛込箪笥区民ホール
  • 毘沙門天(善國寺) ほか

 

  【E-06】飯田橋駅

 

 

 

かつては江戸城の牛込御門があり、それに伴い古くから栄えた東京の「西」ゲート。1894年の中央線開業当時は飯田町駅を名乗っていたが、関東大震災によるゴタゴタが起きた結果、一度飯田町駅を廃止して改めて飯田橋駅を新規開業する形を取っている。地形的にかなり入り組んだ複雑な街並みで、再開発により作られたビルが乱立しているため初めて来た人は迷う可能性大。一方で複数の大学が集まっているので学生街としての一面もあり、普段使う人ほど庶民的な街だと感じられるはず。

 

【駅周辺施設】

  • 飯田橋ラムラ
  • 飯田橋プラーノモール
  • 飯田橋セントラルプラザ
  • 小石川後楽園
  • 東京大神宮
  • 印刷博物館
  • 東京しごとセンター
  • JCHO東京新宿メディカルセンター
  • 東京区政会館 ほか

 

  【E-07】春日駅

 

 

 

文京区総合庁舎下車駅。文京区の主要な施設は駅直結の「文京シビックセンター」に集まっている。東京メトロの後楽園駅とは同一駅として扱われているが、少なくとも「オードリー春日トゥース」という場所があるわけではない。駅を出ると東京ドームが見え、それ以外にも「東京ドームシティ」として後楽園ホールや後楽園ゆうえんちなどがあったりするので、もはやレジャー目的以外の用途で使うイメージが全く湧かなくなってきている。ただし、駅を少し離れると住宅も目立つようになる。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東京ドームシティ
    • 東京ドーム
    • 野球殿堂博物館
    • 後楽園ホール
    • ウインズ後楽園
    • 後楽園ゆうえんち
    • スパ ラクーア
  • 文京シビックセンター
    • 文京シビックホール
  • 小石川後楽園
  • 中央大学後楽園キャンパス
  • 講道館
  • 磯川公園
    • 東京都戦没者霊苑
  • 文京ガーデンゲートタワー ほか

 

  【E-08】本郷三丁目駅

 

 

 

あの東京大学の最寄駅であり、よく知られた「赤門」は300mほど北へ歩くと見えてくる。正直、南北線の東大前駅よりも当駅の方がよっぽど「東大前」のような気がする。駅周辺はビジネス街と学生街の両面の要素を持っており、そのせいか比較的飲食店が多いようにも思える。

 

国道254号の起点は日本橋ではなく当駅の上にある本郷三丁目交差点にあるが、0kmポストは置かれていない。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東京大学
    • 赤門
    • 東大病院
  • 文京総合体育館
  • 文京ふるさと歴史館
  • 東京都水道歴史館
  • 本郷給水所公苑
  • 健康と医学の博物館 ほか

 

  【E-09】上野御徒町駅

 

 

 

開業時は「上野松坂屋前」という副駅名が付いていた。おそらく北側の上野駅よりも栄えていると思われ、駅周辺の商店の密集度は大江戸線で一番かもしれない。とにかく松坂屋が目立つのは間違いないが、それ以外にもJRの線路沿いにあるアメ横商店街や上野公園にある不忍池などもあり、さらに駅南側には湯島天神への「学問のみち」もあったりととにかく見どころ満載である。

 

銀座線の上野広小路駅は同一駅扱いで、これ以外にも日比谷線の仲御徒町駅及び山手線の御徒町駅も乗り換え駅として指定されている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 大丸松坂屋上野店
  • 上野パルコヤ
  • 上野アメ横商店街
  • 御徒町吉池
  • 御徒町南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)
  • 鈴本ビルディング
    • 鈴本演芸場
  • 上野恩賜公園
    • 不忍池
    • 水上音楽堂
  • 上野イーストタワー ほか

 

  【E-10】新御徒町駅

 

 

 

当初は「元浅草駅」となる予定だった。TXの本店所在地がA2出入口にある。周辺は住宅街とビジネス街が混在した感じで、佐竹商店街はアーケードとなっている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 佐竹商店街
  • 竹町公園
  • 永寿総合病院 ほか

 

  【E-11】蔵前駅

 

 

 

江戸時代に幕府の「米蔵」があり、そこから「蔵前」という地名が付いた。かつては蔵前国技館があり、両国国技館へ移転する前は相撲の街で知られていた。現在は水道局に売却され「蔵前水の館」が作られたが、施設内では国技館に関する展示があったりと当時の名残を感じさせる。当駅は住宅街であるが、南で国道6号と国際通りが分かれ、いよいよ浅草の街が始まる印象を受ける。

 

なお、浅草線とは地上連絡であり、これは都営同士での乗換駅としては唯一である。さらに出口を行き来するにも200~300m歩く必要があり、相互のホームへ到達するまでにかなり時間を要する。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東京都下水道局北部下水道事務所
    • 蔵前水の館
    • 蔵前国技館跡地
  • 隅田川花火大会第2会場 ほか

 

  【E-12】両国駅

 

 

 

日本の国技「相撲」の聖地がここにあり。1984年に両国国技館が完成してからは完全に「両国=相撲」の印象となった。さらに当駅の所在地が「横綱」に見えなくない「横網」となっていたり、1996年に明らかに相撲を意識したデザインに改修された総武線の駅舎が相撲のイメージに拍車をかけている。ただし、総武線の開業時は始発駅であった事から東京の「東」ゲートの意味合いが強かった。なお、江戸時代は隅田川が「武蔵」と「下総」の境目で、それが「両国」という地名の由来となっている。

 

大江戸線のホームはJRから少し離れた東側にあり、乗り換えには5分以上の時間を要する。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 隅田川
  • 両国国技館
  • 江戸東京博物館
  • 旧安田庭園
    • 刀剣博物館
  • 横網町公園
    • 東京都慰霊堂
    • 東京都復興記念館
  • すみだ北斎美術館
  • 同愛記念病院
  • NTTドコモ墨田ビル ほか

 

  【E-13】森下駅

 

 

 

新大橋の東にある駅。江戸時代には深川神明宮の門前町として栄えたという。ただ、現在でこそ東京の下町らしい街並みとなったが、かつてはドヤ街として知られていたらしい。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 深川神明宮
  • 森下文化センター
    • 工匠館
    • 田河水泡・のらくろ館
  • 江東区芭蕉記念館 ほか

 

  【E-14】清澄白河駅

 

 

 

深川地域の近い下町の駅で、地下鉄開業前は陸の孤島的な扱いをされていた。東京都指定名勝である清澄庭園が近くにあり、深川江戸資料館もある。ただ、全体的には古い住宅街の中にある比較的静かな雰囲気となっている。

 

南側には車庫があり、そのためか当駅発着の電車が数本存在する。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 清澄庭園
  • 清澄公園
  • 深川江戸資料館
  • 木場公園
    • 東京都現代美術館
  • イーストコモンズ清澄白河フロントタワー
  • 8番出口 ほか

 


 

門前仲町駅以南は次回投稿します。なお、大江戸線は環状線なので全路線と接続していると思いきや、千代田線だけは接続駅がありません。ただ、湯島駅を乗り換え駅にするとついでに京成上野駅も……という話になってしまうのであえて連絡運輸をしていないのだろうか。

 

中編へつづく