(N177)駅レビュー(小田急小田原線)-4- | BLUEのブログ

BLUEのブログ

スケールのでかいオレの投稿

(Since 2017.4.22 from Yahoo!JAPAN)

 

-3-にもどる

 

今日は小田急の「駅」レビューの続きで、小田原線の完結編です。ここでは小田原~箱根湯本の箱根登山線区間についても記述します。なお、ロマンスカーが現行ダイヤで1本でも止まる駅は特急停車駅として表記しています。

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

特急(ロマンスカー)停車駅は特急で示す。

 

  特急【OH-39】秦野駅快速急行停車駅)

 

image

 

 

秦野市総合庁舎下車駅。秦野盆地内で街が完結し、水無川からは丹沢の山が大きく見えるなどもあり、首都圏というよりは山の麓の地方都市的な印象を受ける。商業施設は駅の北口側に集中しており、南口側は県道62号までの住宅街が形成されている。また、駅を少し離れると弘法山などの公園をはじめ、震生湖や出雲大社の相模分祠がある。なお、丹沢の山から流れてくる水は日本の名水100選に選ばれているらしい。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 上智大学短期大学部
  • 出雲大社相模分祠
  • 震生湖
  • 弘法山公園
  • 秦野市カルチャーパーク
  • 国立神奈川病院
  •  E1  東名高速道路【5-2】秦野中井IC ほか

 

  【OH-40】渋沢駅快速急行停車駅)

 

 

 

小田急で最も標高が高い当駅はまさに首都圏の果てといってもよい。起点の新宿から切れる事なく続いた住宅街もここで完結し、西側を少し進むと本格的な山中へ突入していく。駅周辺はあまり商店はないが、国道246号まで歩くと有名なラーメン屋である「なんつッ亭」が見えてくる。

 

どうやら故・坂井泉水氏のゆかりの地であるらしく、接近メロディはZARDの曲が使われている。

 

【駅周辺施設】

  • はだの歴史博物館
  • 秦野戸川公園
  •  E1A  新東名高速道路【4】新秦野IC ほか

 

  【OH-41】新松田駅快速急行停車駅)

 

image

 

 

松田町総合庁舎下車駅。丹沢及び足柄の山々の玄関口であり、御殿場線乗り換え客も含めて多数の乗降客が往来する。そのため、北口の小さなロータリーから数多くのバスが発車している。ただし、時間が合わなければ駅前に何もないので退屈する事になるだろう。なお、当駅の東側にはJRへの渡り線があり、新型車両の搬入や特急御殿場線入線に使われる(そのため「ふじさん」に限り「JR」の松田駅に停車する)。

 

当駅では大半の快速急行急行(あるいは急行各駅停車)に種別変更となる。また、千代田線直通に用いられるE233系2000番台のLCDはなぜか当駅までの路線図が表示されている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 西平畑公園
  • 開成水辺スポーツ公園
  •  E1  東名高速道路【6】大井松田IC ほか

 

  【OH-42】開成駅急行停車駅)

 

 

 

開成町総合庁舎下車駅。東口・西口共に立派なロータリーが設けられており、駅前にマックスバリュがあるほかかなり整理された街並みとなっている。駅東側に留置線があり、夜間滞泊する車両も存在する。

 

最近までホームが6両しか対応していなかったため、10両編成の車両は当駅を通過していた。現在は10両ホームとなり、めでたく「完全な」急行停車駅に昇格した。

 

【駅周辺施設】

  • 開成あじさいの里
  • 酒匂川ふれあい館
  • 道の駅足柄・金太郎のふるさと
  • 富士フイルム宮台開発センター ほか

 

  【OH-43】栢山駅

 

 

 

当駅より小田原市へ入り、駅南側で3県道が交わっている。それ以外は酒匂川沿いにあるからか周りが平坦である事ぐらいしか説明する事はない。

 

【駅周辺施設】

  • 善栄寺
  • 尊徳記念館 ほか

 

  【OH-44】富水駅

 

 

 

小田原アリーナの最寄駅。それ以外は何もなし。ちなみに、海老名駅の接近メロディで使われている「SAKURA」は当駅東口でPVが撮影されたらしい。

 

【駅周辺施設】

  • 尊徳記念館
  • 小田原アリーナ ほか

 

  【OH-45】螢田駅

 

 

 

当駅の南側で小田原厚木道路をアンダーパスする。東京方面から小田厚を走ると「小田急ってこんなところまで来ているのか!?」と思うかもしれない。小田原市街へ近づいてきたからかこれまでより住宅の数が増えたような印象を受ける。

 

【駅周辺施設】

  • 小田原テニスガーデン
  •  E85  小田原厚木道路小田原東IC ほか

 

  【OH-46】足柄駅

 

 

 

駅の北側(下りホーム側)にしか出入口がなく、文句なしに小田急一何もない駅。御殿場線にも同じ「足柄」を名乗る駅があるが、JRとは25km程度離れており、そもそも神奈川県ではなく静岡県にある。なぜか車庫があり、数本の車両が恒常的に留置されている。

 

【駅周辺施設】

  • 小田原市立病院
  • Amazon小田原倉庫 ほか

 

  特急【OH-47】小田原駅快速急行停車駅)

 

 

 

小田原市総合庁舎下車駅。東海道新幹線が停車する神奈川県西部最大の都市であり、伊豆・箱根方面の登竜門として古くから栄えてきたため全国的にも知られている。小田原城のある東口側に商店が集中しており、小田原市街自体も観光地なのでお土産屋さんも数多く点在している。西口側は寺・神社が多く点在し、箱根の山がすぐ近くに迫っている地形もあり、「いよいよ天下の険に入っていくのか」という感じが強く伝わってくる。

 

かつては急行準急も箱根湯本駅まで行く運用があり、強羅行きの登山電車も入線していた。現在箱根登山線に入る運用は特急のうち「はこね」系統と4両編成の各駅停車(1000形)のみとなっている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • ラスカ小田原
  • ミナカ小田原
  • 小田原城址公園
    • 小田原城
    • 小田原市郷土文化館
  • 小田原三の丸ホール
  • 御幸の浜海水浴場
  • 小田原市城山陸上競技場
  • 小田原競輪場
  • 小田急箱根ビル
  • 国際医療福祉大学小田原キャンパス ほか

 

  【OH-48】箱根板橋駅

 

 

 

国道1号沿いにある小さな駅。説明はそれだけで特に何かあるわけではない。当駅は住宅街の中であり、車両も小田急1000形なので登山電車といった感じは全くない。

 

当駅付近を通るバスは全て小田原~箱根湯本の各駅付近を経由する。

 

【駅周辺施設】

  • 箱根ターンパイク
    • アネスト岩田ターンパイク箱根
  •  E84  西湘バイパス早川IC
  •  E85  小田原厚木道路小田原西IC ほか

 

  【OH-49】風祭駅

 

 

 

蒲鉾で知られる「鈴廣」本社がある駅。小田急の急行が箱根湯本駅まで乗り入れていた時代はホームが50mもなく、車掌が1号車以外のドアを非常用ドアコックで開けていたという。現在はホーム延伸が実施されて20m車4両対応のホームになったが、一方で6両編成の普通車の乗り入れが終わってしまうという弊害が出てしまった。

 

「鈴廣」は箱根駅伝の小田原中継所で知られており、往路は4区⇒5区、復路は6区⇒7区へタスキリレーが行われる。ただし、「山の神」で知られる柏原竜二(東洋大)・神野大地(青山学院大)のタスキリレーはここではなく2.5km手前で行われていた。

 

【駅周辺施設】

  • 鈴廣蒲鉾本店
    • 鈴廣かまぼこの里
    • 鈴廣かまぼこ博物館
    • 箱根駅伝小田原中継所
  • 箱根病院
  •  E84  西湘バイパス箱根口IC ほか

 

  【OH-50】入生田駅

 

 

 

当駅は小田原市と箱根町の境目付近にあり、ここから一気に標高が上がっていく。なお、出入口は国道1号のある南側ではなく、何もない北側にある。

 

当駅から隣の箱根湯本駅までは3線軌条となる。これは登山電車の車庫があるためだが、かつては小田原駅までの運用も存在した。

 

【駅周辺施設】

  • 神奈川県立生命の星・地球博物館
  • 石垣山一夜城歴史公園
    • 石垣山城跡
    • 一夜城展望台
  • 箱根登山電車検車区 ほか

 

  特急【OH-51】箱根湯本駅

 

 

 

箱根町総合庁舎下車駅。箱根の登竜門として駅自体が一大ターミナルとなっており、駅周辺も国道1号を中心に長い商店街が続くほか、早川を渡った先も旅館や温泉施設が多く点在している。なお、国道1号自体も当駅が渋滞の先頭となる場合が多く、観光シーズンになるとバスがダイヤ通りに来る事が珍しい状況となっている。

 

軌間や架線電圧の関係上、小田急線直通と箱根登山電車は必ず当駅での乗り換えが強いられる。そのため、当駅が小田急小田原線の終点だと思っている人も少なくない。なお、ホームが150m弱しかないのでEXE・MSEの付属編成は基本的に当駅には入線せず、小田急2000形・4000形に至っては入線実績が一度もない。

 

【駅周辺施設】

  • 箱根湯本温泉街
  • 旧東海道
  • 箱根町立郷土資料館
  • 湯本富士屋ホテル ほか

 


 

……というわけで、ここまでが小田急の車両が乗り入れる区間で、箱根湯本から先は登山電車区間となります。つい15年ぐらい前まで小田原~箱根湯本も普通に小田急だと思っていた……てか、箱根登山鉄道が4月からまさかの「小田急箱根」になるって…。

 

箱根登山区間へつづく