(A105)プロ野球「継投」ノーヒットノーラン一覧 | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

今日はちょうど2年前に起こった巨人 vs ソフトバンクでの「継投」でノーヒットノーランを達成した内容を含む過去の一覧を投稿します。

 

 

Yahoo!ブログ投稿時には侍ジャパンがMLB選抜相手に「継投」でノーヒットノーランを達成していました。今でも「継投」での大記録を聞くと、中日が落合監督だった時代の山井→岩瀬による完全リレーを思い出します。

 

日本では継投」でのノーヒットノーラン参考記録とされていますが、チームとしての記録には刻まれます。ちなみに、MLBでは公式記録とされ○回目にカウントします。

 

以下に示すのが実際に起こった試合です。公式戦の他にもオールスターやポストシーズンを含んでおります。

 


 

※2024年3月7日更新

(公式戦)

【1941/6/22:後楽園球場】

(黒鷲 2-0 名古屋)

  1. 中河
  2. 石原
  • 名古屋は現在の中日
  • 勝利した黒鷲は戦前に消滅している球団である。

【1941/8/2:神宮球場】

(阪急 2-0 名古屋)

  1. 江田
  • 勝利した阪急は現在のオリックスの前身とされている。
  • 2番手の森は同年10月に同じ名古屋相手に「単独で」ノーノーを達成しているらしい。
  • 名古屋はこの年だけで上記を含む4試合も無安打に抑えられている。どんだけ打てなかったんだ(笑)。

【1971/7/17:西宮球場】

セ・リーグ 5-0 パ・リーグ:オールスター第1戦)

  1. 江夏(阪神
  2. 渡辺(巨人
  3. 高橋(巨人
  4. 水谷(中日
  5. 小谷(大洋
  • この試合は江夏による伝説の9連続奪三振が語られている。
  • オールスターでは1投手3イニング以内と決まっているため、このような事が起こった。
  • 最後に登板した小谷は現在巨人で投手コーチを務めている。

【2006/4/15:福岡ドーム】

日本ハム 1-0 ソフトバンク

  1. 八木
  2. 武田
  3. MICHEAL
  • 色んな意味で「初」づくし。21世紀初、2リーグ分裂後初、ドーム球場、人工芝球場初、3投手によるものは初、延長戦での達成は初…といった感じかな。

【2007/11/1:ナゴヤドーム】

中日 1-0 日本ハム:日本シリーズ第5戦) 

※完全試合

  1. 山井
  2. 岩瀬
  • 最も話題となったあの落合監督による「完全試合リレー」。ある意味で現代の投手分業制を象徴していた。
  • この試合を最後にプロ野球でパーフェクトゲームは起こっていない(単独だと1994年まで遡る)。
  • この試合で中日は「2位からの」日本一を達成した(優勝した1954年以来53年ぶり)。
  • 山井はその後2013年になってDeNA相手に「単独で」ノーノーを達成している。そして、現在も中日に在籍している。

【2017/6/14:東京ドーム】

巨人 3-0 ソフトバンク

  1. 山口
  2. マシソン
  3. カミネロ
  • 交流戦初、セ・リーグ史上初、外国人選手を含めるのは初…といった感じかな。
  • この当時、山口は移籍後初登板だった(前年までDeNAに在籍)。しかし、この試合の1ヶ月後に暴行事件を起こしてシーズン終了まで出場停止となった。その後、2018年になって中日相手に「単独で」ノーノーを達成している。

【2021/8/15:福岡ドーム】

ソフトバンク 0-0 日本ハム

  1. スチュワートJr.
  2. 津森
  3. 嘉弥真
  4. 松本
  5. 板東
  6. 甲斐野
  • 前述の2006年とは同一球場同一カードだが、達成したチームが逆となった。
  • 6投手による継投での達成は史上最多であり、4投手以上のケースは唯一である。
  • 引き分けでの達成は史上初で、9回以上の試合では単独での達成を含めても初めてとなる。
  • この年は新型コロナウイルス(COVID-19)拡大の影響で、シーズン通して延長戦が実施されていない。

(国際試合)

【1990/11/11:東京ドーム】

(米国 5-0 日本:日米野球第8戦)

  1. フィンリー(エンゼルス)
  2. ジョンソン(マリナーズ)
  • ジョンソンとはあのランディ・ジョンソンの事で、同年6月に「単独で」ノーノーを達成している。
  • ちなみに、この日の日本の先発は野茂(近鉄)だった。野茂は後にMLBで2回ノーノーを達成する事となる。

【2014/11/15:東京ドーム】

(侍JAPAN 4-0 MLB選抜:日米野球第3戦)

  1. 則本(楽天
  2. 西(オリックス
  3. 牧田(西武
  4. 西野(ロッテ
  • 日米野球では24年ぶりの偉業で、今度は日本代表(侍JAPAN)が達成。
  • 当時のMLB選抜の中には日本人が含まれており、岩隈(マリナーズ)と和田(カブス)が凱旋して参戦した。

【2024/3/7:京セラドーム大阪】

(侍JAPAN 2-0 欧州代表:強化試合第2戦)

完全試合

  1. 金丸(関西大)
  2. 中村(愛知工業大)
  3. 松山(中日
  4. 渡辺(楽天
  5. 隅田(西武
  6. 種市(ロッテ
  • 正式名称は「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024」。
  • 金丸と中村は大学3年生で侍JAPANに選出された。

 


 

以上が公式戦で起こった「継投」でのノーヒットノーランの一覧です。なお、MLBでは過去12回達成されておりますが、山井⇒岩瀬のような完全試合はまだありません。

 

今日はこれで終わります。なお、二軍では10日ほど前に楽天が3投手(由規→熊原→久保)の継投でロッテ相手にノーノーを達成しています。まあ、あくまでも二軍だし、いちいちこんなデータを引っ張り出す必要はない訳で…。

 

※このブログは2014/11/16(日)にYahoo!ブログで投稿した内容を修正したものです。