(N023)横浜環状4号線 | BLUEのブログ

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スケールのでかいオレの投稿

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今日は横浜市を通る環状4号線についての内容を投稿します。

 

 

横浜市の環状4号線は、金沢区の六浦を起点とし、大船・いずみ中央・瀬谷・青葉台を経て、川崎市境より先の区間はルート未確定となっています。横浜市街から約15km離れた位置にあり、4環状の最も外側を通ります。概要は以下の通りです。

 

【路線データ】

 

【全体マップ下矢印

  • 笠間大橋~深谷交差点の県道402号重複区間は旧鎌倉道で、歴史的に重要な区間となっている。
  • 瀬谷中学校~旧16号は「海軍道路」という別名があり、一般道では横浜市最長の直線道路となっている。

車線はほとんどが2車線ですが、一部区間は4車線(もしくは暫定2車線)以上が確保されています。

 


 

各区間の開通年は以下の通りです。ただし、既存区間の拡幅工事については省略しています。

 

  • 栄区にある鎌倉街道と重複する区間は2015年までに拡張された。ただし、上郷~公田では現在圏央道と並行するバイパスが建設されている。
  • 泉区の産業道路は1998年までに順次拡幅工事が実施された。
  • 2015年までは海軍道路から青葉台方面へ行くには、旧16号を右に曲がった後、次の信号を左へ曲がる必要があった。

 


 

ここから先は自転車ロードにおける大まかな特徴を記載します。なお、全て外回り方面へ向かう事を考えて記載する事をご了承下さい。

 

  県道23号区間

 

横浜市南部を横断する非常に重要なルートなので全線を通して交通量が多く、現在は横浜環状南線の建設が進んでいます。完成は2025年以降とされています。

 

(金沢区)

 

起点側からたどって行きますと、六浦からはしばらく平坦ですが、横浜横須賀道路の朝比奈ICに近づくにつれ、どんどん坂がきつくなっていき、山道のようになっていきます。やがてトンネルが越えると栄区に入ります。

 

このトンネルは相武隧道」と呼ばれており、このトンネル内に相武国境がある事から名付けられました。なお、栄区側は地形的に袋小路となっており、金沢区と栄区を直接結ぶ道は環状4号しかありません。

 

ちなみに、朝比奈交差点を左に曲がると鎌倉霊園があり、お盆やお彼岸その他行楽シーズンになると「びくともしない」渋滞が環状4号はおろか横浜横須賀道路までも巻き込んでいきます。

 

(栄区)

 

トンネルを出たところから下りに入り、公田交差点まで行くと栄ICまで平坦な道なりになります。鎌倉街道との重複区間は車が多く、この区間のみ4車線化されています。一瞬だけ鎌倉市に入る区間があり、現在は並走するように圏央道の建設工事が進んでいます。

 

なお、上郷~公田の間は現在、圏央道と並行してバイパス工事が進んでおり、途中に公田ICが設けられます。往復4車線で建設されており、距離が現ルートより500mほど短絡されます。

 

(戸塚区)

圏央道の栄IC予定地を過ぎると国道1号の原宿交差点までひたすらきつい上り坂が続きます。道が狭く車も多いのでかつては大渋滞の名所として知られていました。

 

県道23号はここまでです。距離は金沢から15km(鎌倉から10km)です。

 

  県道18号区間

この区間は基本的に国道246号・467号の裏ルートとして考えてもいいでしょう。

 

(戸塚区)

原宿交差点を過ぎれば道は広くなり、スムーズに車が流れるようになります。なお、深谷交差点までは4車線となっていますが中央分離帯がありません。なお、泉区の境目まで下り坂が続きます。

 

(泉区)

 

南端部は2006年開通と比較的新しく舗装もピカピカです。下飯田駅及びゆめが丘駅まではアップダウンが多く、そこから北は完全なフラットになります。途中、自転車専用青いゾーン左側の車線に配置されています。

 

泉区内はほぼ2車線ですが道幅が広く、交通量もそこまで多くないので走りやすい方に入ります。

 

(瀬谷区)

 

この区間は2000年開通。瀬谷区に入るといきなり下り坂から始まります。この坂はアーチ状になっており、まもなくして上り坂に変わります。中原街道を越えると国道16号の交差点までは平坦です。途中相鉄の踏切を渡りますが、オーバーパスする陸橋が併設されています。

 

瀬谷区内は2車線ですが4車線分の道路幅があり、瀬谷駅の地下化が実現すると4車線化する可能性があります。ちなみに、原宿交差点から相鉄の踏切までは11kmとなっております。

 

(海軍道路)

 

瀬谷中学校~八王子街道(旧16号)までは「海軍道路」と呼ばれ、3kmに渡る直線の桜並木(ソメイヨシノ)で知られています。ただし、このソメイヨシノは近いうちに片側ずつ伐採し、新しい木に植え替える予定となっております。植え替えには以下の理由が考えられます。

  • 2027年に横浜花博が開催され、終了後には再開発の予定がある。
  • 横浜花博開催に辺り、瀬谷からのメインルートとなる海軍道路の拡張工事が予定されている。
  • そもそも桜並木が大きくなりすぎて、大型車の通過交通に障害が起きている(狭隘区間がある県道401号への迂回が発生している)。
  • ソメイヨシノの植樹から50年程度経過しており、近日中の倒木の可能性が否定できない。

ちなみに、桜並木は海軍道路が終わっても続き、十日市場駅の先にある東名のガードを越えるまで途切れる事なく続いていきます。この桜並木の距離は何と10km国道463号(浦和~所沢)の17kmに渡るケヤキ並木は有名ですが、ソメイヨシノがこれほどまでに続く路線は、関東ではおそらくこの環状4号が最長ではないでしょうか。

 

 

かつては旧16号の交差点で一旦右に曲がって旧16号に入り、次の目黒交番前交差点を改めて左に曲がるルートでした。この状況を解消するために、戸塚方面から環状4号を真っ直ぐ抜けて田園都市線方面へ行けるように新規の道路建設が進み、2016年に開通しました。

 

(緑区)

 

旧16号から終点の鉄町までは9kmで、4車線の快走路となります。国道16号をアンダーパスすると緑区に入りますが、ここで急にアップダウンが激しくなります(道が広いので自転車なのに45km/hぐらい出した経験がある)。道幅が広いので渋滞は少ないのですが、桜の季節になると「見物」渋滞が起こります。

 

十日市場駅からは下り坂を1kmぐらい進んで東名をくぐると桜並木が終わり、恩田川を渡ると青葉区に入ります。

 

(青葉区)

image

 

すぐにこどもの国通りとの交差点があり、そこから先は再び2車線となり狭くなります。青葉台駅を中心とした商店街が長く続き、交通の流れは決して良い方ではありません。しばらく上り坂が続きますが、国道246号付近で少し下った後、青葉台駅を過ぎるとフラットになります。

 

やがて鶴見川を渡り、環状4号入口交差点(県道12号交点)の少し先で横浜上麻生道路に突き当たって一旦終了します。

 

なお、当初の環状4号の計画ではその先も延伸して、横浜あおば霊苑の東側を通って川崎市へ入るルートになっていました。

 


 

これが横浜環状4号線の全容です。ここでは説明に特化したので写真をやや少なくした上で、戸塚区に関しては再トレース次第写真を追加していきます。

 
今日はここまでです。なお、桜並木に重点を置いた内容は以下のブログを参照して下さい。