小松市では、昔から秋祭りの頃になると、
柿の葉で押し寿司を作るのが
習わしでした
どの家庭も、1升2升分の
押し寿司を作ったものです
「さとやま」のある東陵地区では、
今月(9月)2日3日に
秋祭りが行われました
4年ぶりの開催を盛り上げようと、
ことしは、スタッフと相談して
押し寿司を作ることに
利用者様にも聞いてみると、
「食べた~い!」との声が続々
急きょ、具材や道具を準備して
一緒に作り始めると
「あら、懐かしいわぁ」
「昔、よくしたもんや」と
皆さん、とっても積極的
Nさんは、私たちがお願いする前に、
酢飯を桶にサッサと入れて
「こんでええんやろ」と
その自信に満ちた姿が、
なんとも頼もしかったです
Yさんも、ニコニコ顔で
「ここに乗せればいいんやね」
鮭を笹の葉の上に乗せていく、
その手際の良さには驚きました
体と心にしっかりと刻まれた
記憶という底力は、偉大ですね
自分が出来ることを発揮できる喜びは、
“美味しい物を一緒に食べる”だけでなく、
“美味しい物”を一緒に作る”ことにある
その過程を楽しみながら共有することが、
皆さんの力を引き出すチャンスになる
大切なことを、改めて学んだ秋祭り
さぁ!偉大な力を活かして、
次の季節には何を作りましょうか
管理栄養士 兼 介護福祉士 真由美