先週の休みにやろうかと思っていたが、風邪のために断念。
で、今日から年末年始の休暇に入った事をいい事に本日、決行。
モノは、この日の記事に↓
http://ameblo.jp/gh-ap1-f20c/entry-11426602289.html
さて、作業に入る。
まずは、今付けているチタンシフトノブを外す。
ノブの下にあるロックナットに14のレンチをかけて時計回りに回せば緩む。
次にノブを反時計回りに回していけば、ノブは外れる。
ノブを外したら、センターコンソールを内張り剥がしでこじて外す。
ここはピンで止まっているだけなので、力技でOK。
内張りが外れたら、各スイッチのコネクタを外す。
筆者のS2000は初期型ではあるが、幌は後期型に替えてあるので、リアウィンドの熱線のスイッチもある。
これで、コンソールはフリーになる。
後は、作業の邪魔になったり、シフトブーツを止めている枠を押さえているパーツを外す。
まずは、ハザードとルーフのスイッチを。
次に、灰皿兼ドリンクホルダーを外す。
赤丸のピンを押さえているかと思ったが、それより、その横にある爪を外すのに邪魔なので。
手前に2本のビス。
後ろにも2本のビスがある。この4本を緩めて取れば外れるはずだが。
蓋側から下前方に押し下げるようにして抜き取る。
これで、シフトブーツをはめている枠の取り外しができるようになる。
赤丸のビス2本を緩めて取り、爪を外して行けばOK・・・ではない。
初期型は、ここの赤丸の2ヶ所が、焼き止めでハメ殺しになっている。
ハメ殺し部分のアップ。たぶん、ベースのピンに差し込んでからハンダコテなどで溶かして止めていると思われる。
で、ここは、まさに力、いや機械技で取り除く。
今回は電気ドリルを使用した。キリは生憎6mmまでしかなかったので、それで対応。
6mmだと、やや細いので周りが残る事になる。ドリルで削るのは溶けて止めている部分のみ。
くれぐれも穴を開けてしまわないように注意する事!!
残った部分が、これで。8mmか、10mmのキリなら一発で削り取れると思う。
でも、結局はリング状に残った縁はニッパーで切るのが手っ取り早かったww
この状態まで、削り取ればピンは抜ける。
枠を止めている爪は後ろ側に2ヶ所。
前側に4ヶ所。
この爪を内側に押さえながら、更に押し出すようにすると抜ける。
が、結構、硬いのでマイナスドライバーを使うと楽。
ただ、あまり力技に頼らないように。爪が折れるおそれがあるので。
6ヶ所の爪を外すと、シフトブーツを止めている枠が分離できる。
後は、枠のピンから純正のシフトブーツを外せば、第一段階は終了。
そうそう、ここまでの作業で、ブーツを止めているピンを折らないように注意。
ピンは、かなり細いんで。
外した純正品とこれまた純正の欧州仕様品。
これは裏側。購入したものが裏向きで袋に入っていたので。
大きさが一回り程違うが???
更に革の厚みも。倍くらい違うんじゃねの。
で、不思議な事に純正品の首の部分には結束バンドの輪っかが付いていたww
今回のシフトブーツ交換に関しては、例によってネットの情報をだいぶ活用させて頂いた。
しかし、この結束バンドの話はなかったなぁ。笑゛
小ネタは置いといて、新しいブーツの取り付けに。
まずは、新しいシフトブーツを裏返して表面を外に向ける。首の細くなっている部分まででOK。
後は、シフトブーツの穴を枠にあるピンに差込んでいく。
向きは、穴が合う方向を一つしかないので、合うにしか付かない。
革が厚くなった分だけ馴染み難いが、ここは地道に。
全てのピンを差し終えたら、コンソール本体に枠をはめ込む。
革が厚くなった分だけ固くなるが、ここは力技ではむ込む。
爪だけだと中央付近が浮き上がるが、後ろのビス2本を締めればOK。
外した灰皿兼ドリンクホルダーを取り付ける。
赤丸の部分にピンの穴があるので注意。
4ヶ所のビスを止める。
ハザードとルーフのスイッチも元通りに取り付ける。
で、サイドブレーキのノブにうまくはめながら、センターコンソールを定位置に。
そして、外してあった各コネクタをはめる。これを忘れると、またやり直しに・・・
コネクタをはめたら、センターコンソールを元どおりにはめ込む。
そして、新しいシフトノブを付けて作業完了。
やはり、赤い内装に赤のステッチはよく合うねぇ、と一人、悦に入る。
毎度の事で、長々と書きましたが1時間も掛からない作業ですね。
で、早々に、ロードインプレッション。
う~ん、ノブはもう一回りほど小さい方が筆者の手には馴染むかな。
チタンノブに比べると、ややシフト操作に力がいる感じか。
ちょっと、ショートストロークになった?
マニュアルシフトの場合は、テコの原理だからノブの重さや全長が変わると操作フィーリングも変わる。
ちなみに、標準装備のアルミ製、OPのチタン製、今回の球型のものを比べて見た。
右から標準品、OPのチタン製、欧州仕様の球型アルミ製。
重量は、
標準装備のアルミ製が148.91g
OPのチタン製が255.50g
欧州仕様のアルミ製が140.05g
チタン製が100g強も重かった。ちょっと、意外。
気になってググッて見たところ、
アルミの比重が2.7、対してチタンは4.5だった。
ならば、各シフトノブの重さも納得。
チタン合金は、単位面積当たりの強度が高いのだろう。
だから、同じ強度なら、より細くでき軽量化ができると言う訳かな。