S2000のカーステをカロッツェリアのDEH-770に変えて1ヶ月半くらい。
やはりデジタル音源が使えるのは便利。
S2000特有のサテライトもガレイラさんのリモコンアダプターで、まずまずの使用感だし。
で、どうしても気になっていたのが、ミュート(消音)機能。
リモコンアダプターの取説どおりの配線だと、DEH-770はサテライトスイッチのミュートボタンをONにしてもミュートにならず、ATTモード(音量が1/10になる)になってしまう事。
実用上は問題ないのだが、どうも気になって・・・
それで、改良を加えて見る事した。
DEH-770の取り付けの記事は→DEH-770の取り付け
追補版の記事はこちら→DEH-770取り付け・・・修正編
修正編で、書いたように純正のミュート信号をDEH-770についているミュート端子に直接入れてやると、OFFでミュートにONで音が出ると言う逆の動作になる事が判明。
と言う事で、普段は信号が入っていて、ミュート信号が入った時に信号が切れるようにすれば良いと思い、B端子(NC:ノーマルクローズ)のリレーで何とかなるかなと。
9月22日、Jリーグ観戦に行ったついでに大須界隈をブラブラしてリレーを物色。
B端子のリレーは見当たらず、5極のC端子(NO:ノーマルオープン、NC:ノーマルクローズがあるもの)リレーを購入。
単なる入力信号なので接点容量は2Aもあれば十分と思って、たまたま目に付いたOMRON G4U-117P-USにした。200円也です。
数十年ぶりにハンダ付けをしたな。(笑
下の図がリレーの端子番号と内部回路。ちなみにG4U-117P-USは生産終了品でしたww
配線は、図の2番に車体側からのミュート信号を、5番はアースへ。
1番にACC電源、4番をDEH-770のミュートにつなぐ。
これで、正常に機能するはず。
再び、取り付けたユニットを外して配線を引っ張り出す。
リレーをつないでミュート端子につなぐ。
電源を入れて、動作確認。
おや? 全く反応しない。ミュートボタンをONにしてもミュートにも、ATTモードにもならない。
配線を確認したが、間違いはない。
とするとミュート端子に入る信号が違うのか???
色々と導通確認をしていく。
その途中で、短絡させてしまいヒューズを飛ばしたのはナイショです(汗
結果として判明したのは、DHE-770のミュート端子はマイナス入力である事。
ミュート端子をアースに落とすとDEH-770がミュート状態になる事が分かった。
と言う事は、A端子(NO:ノーマルオープン)リレーで良かった訳だ。
まぁ、購入したリレーにはNO端子があるから配線し直せばOK。
取り付けたリレーを外して配線が見える状態に。
ハンダゴテで、一度付けたリード線を外す。
改めて、1番端子と3番端子にリード線をハンダ付け。
後は、絶縁のためにビニールテープを巻いて置く。
この時、接点用の配線とコイル用の配線を分けて束ねるか、写真のように予め端子を付けて置くと間違えなくて済みます。
今回の場合は、コイル用の5番端子と接点の3番端子は共にアースに落とすので束ねてクワ形端子につないで置いた。
再度、車に戻ってつなぎ直し。
リレーの2番端子の配線(今回は緑のリード線を使用)を車体側のミュート信号の配線(黄/黒)に配線コネクタで結線。
で、1番端子の線の先には平端子のメスを付けて、DEH-770のミュート端子につなぐ。
アースが何本かあったので、これも束ねて一つに。
クワ形端子をまとめてボルト、ナットで締め付けて置く。当然、ビニテで絶縁処理を。
アースがつなぎ終わったところで、電源を入れて動作確認。
まずは、音楽を流す。で、サテライトスイッチのミュートボタンをONにすると。
めでたく、MUTE状態に。
ただ、この後でモードボタンやchボタンがうまく動作しなくなっていた。
リレーをつないだ状態でリモコンアダプターのピンクの配線にミュート信号を再度入れて動作させ、外したら元に戻った。
一応、各ボタンは正常に機能するようになった。
若干、純正とは異なる部分があるので、そのあたりは改めてまとめて見たいと思う。
動作確認が終わったら、ユニット本体を元に戻す。
そう言えば取り付けの記事で書き忘れたが、正面から押し込むだけでは中々奥まで入らないので。
助手席側の内張りを外して、僅かな隙間から手を入れ、ユニット本体を後ろに引っ張ると、何とか奥まで入れる事ができる。
兎に角、スペースがない車なので。。。