ブログネタ:戦略的引き分け、あり?なし?
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五輪も終わり、「強者どもが夢の後」ですね。
次は、高校野球ですかww
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さて本題ですが、戦略的引き分け、ズバリありです。
なでしこJAPANの予選リーグ第3試合で、決勝トーナメントの対戦相手、開催地の移動、主力選手の温存など考えて、敢えて2位抜けの引き分けを選んだ事が、色々言われたようですが・・・
さすがに、バドミントンのようなあからさまな試合は問題でしょうが。
しかし、なでしこの取った戦略は、遡れば男子サッカーが銅メダルを取った1968年のメキシコオリンピックでも、日本は同じ事をやってますよ。
決勝リーグでの対戦相手を考えて、第3試合を敢えて0-0の引き分けにしています。
何も、今更とやかく言われるような事ではないかと・・・
選手は一試合一試合を真剣に勝負すべきでしょうが、監督などのスタッフは大会全体を見据えて、どう戦うべきかの戦略を練るのは同然の仕事です。
その中に意図的な引き分け狙いもあるでしょう。
それがフェアでないと言うなら、ちょうど高校野球をやっているので野球の話をするが、敬遠で強打者との勝負を避けるのはどうなの?
スクイズみたいな騙し打ちのような戦術はフェアプレーなのか?
ですから、試合の流れをを読んで、敢えて勝負を避けるとか、ここで1点がほしい時には確立の低いヒットに期待するよりスクイズを選択するなどはありですよね。
また、連戦を考えて対戦相手によってはエースを温存するとか。
もし、今回のなでしこやバドミントンのような事をなくすなら、グループリーグの順位に関係なく、再度ドローを行なって決勝トーナメントの組み合わせを決めるしかないですね。
ただ、その場合は、決勝トーナメントの初戦で優勝候補同士が当たるという事も起きる訳で。
それはそれで、興味がそがれると思いますが、どうでしょう。
サッカーは好きでよく見るけど、グループリーグの組み合わせを見て、星勘定をする。
で、決勝トーナメントで当たりそうな対戦相手を予想して、絶対に1位抜けがいいか、2位抜けでもOKかと考えるのも一興かと思いますけど。
それから、戦略的引き分け狙いと八百長は、根本的に違います。
海外では、スポーツの勝敗が賭け事の対象になるのは当たり前の事。
その賭けの勝敗を意図的にコントロールするために、選手や審判が金銭などを受け取ってやるのが八百長で、犯罪行為です。
スポーツですから、最終的には結果が全て。
このオリンピックを見て感動をもらったとか言う人達の何人がその種目の国内大会を見に行きますか?
どのくらいの企業がスポンサーに付きますか?
なでしこだって、昨年W杯で優勝したから、注目されたんじゃないですか?
日本のスポーツ選手の置かれている境遇は決して恵まれてはいません。
特に、マイナーな競技は。
だからこそ、勝ってメダルを取って世間に認知されたいと思うのは、間違っていない。
そのためは、戦略も必要ですよ。