【BLCD感想】コルセーア 2(2004年/水壬楓子/森川智之×鈴木千尋) | twilight

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【BLCD感想】コルセーア 2(2004年/水壬楓子/森川智之×鈴木千尋)

 

凄い……。この全編を貫く矜持は何事……。

これまでに聴いた500枚のBLCDの中でこれが最高。
世界感、ストーリー、演技、演出、BGM、全てが超クオリティで一瞬も気が抜けない。1より2が凄すぎる。

描くスケールがBLの枠を越えていて、映画を見た気分になるが、たとえば映画化されたら千尋さんの役は誰もがやりたがるだろう。

セッは無くていいと思うほど、あまりに物語に引き込まれる。それほどに気高い。但し意味のあるセッなので出来事として大事。

BLCDでこんなに泣くとは…。

暗殺の回想シーン、明日の死の覚悟を前に諦めてきた人生を振り返るシーン、兄と決着を付けた後で前を向くシーン、どれもあまりに悲痛で泣けたけど、最後の「あなたの顔が見たい」で号泣した。

千尋さんは薄幸美人がハマり役だけど、それだけではないカナーレの清濁合わせ飲む強さが壮絶に切ない。

1を聴いたときは正直こんなもんか?と思ったけど…2が本番でした。
いいものを聴いた…。

聴く度に感動が新たになる…。セサームを刺した後のシーンが凄すぎて…。
三木さんが圧倒的…。上手いなんてもんじゃない。臨場感と距離感がギリギリと締め上げてくる。
セサームの愛が偉大だし、それを支える三木さんの演技力もまた偉大…。

「私のことを覚えておいて。いつか忘れさせてくれる人間と会ったら、そのときは忘れて」と…
あの状況で…。声を殺して号泣するカナーレとシンクロしてこちらも号泣…。

つらい…千尋さんでなくとも泣く…。張り詰めて、潰れる寸前の感情で泣く16歳設定の千尋さんも咲いて散る花のように美しい…。

初めて自分からアヤースを誘うシーンは、
原作には「抱いて…くれるのだろうか?こんな言い方で?」というカナーレの胸の内が書いてある。
あんなに聡明で美しい人なのに。
自分の運命を悟り、明日の死を前にした覚悟と「思い出がほしい、怖い、やさしくされたい、酷くされてもいい」と揺れる心があまりにも悲痛で、夜の海の音と叙情的なピアノの中で非常に緊迫した二人のやり取りに、泣けてしょうがない。

ただただ悲しい。