珈琲舎 蔵 の思い出 その5
ここ最近、ずーーっと、珈琲舎 蔵 のことを書いてきまして、今日は5回目になりますが、今日、出来るだけ短い文章で〆ようと思います。
なぜ、このお店が好きになったのか?
自分なりに、考えてみました。
珈琲の味、これはもちろん、私好み。私は苦味の中に甘みを感じる味が好きです。そして、後味がすっきりしていること。蔵のブレンドは、私の好きな珈琲の味全てを網羅しています。
次に、すっきりした店内の空間でしょうか。
私が初めて訪れた日から、もう10年近く経ってますが、店内で増えたものと言えばエスプレッソマシーンくらいではないでしょうか。普通は長年生活したり商売をしていると、物がどんどん増えて煩雑な感じになって行くのに、初めて訪れた日となんら変わらない店内がそこにあります。
それと、木の温もりです。私は木が好きです。家具は木製のものしか買いませんし、電化製品もなるべく木目調のものを買おうとします。蔵の店内は木の温もりでいっぱいだと思います。深い茶色(こげ茶?)が基調で、もちろんこげ茶色のカウンター、木の椅子、他、あらゆるところに木を感じます。掲載の写真はカウンターで撮ったものですが、色合いは伝わりますでしょうか?ちなみにカップはウエッジウッドとラルフローレンのコラボレーションの新作だそうです。
そしてマスターとママのお人柄があります。
色々と教わりました。珈琲のことも、それ以外のことも。
マスターとママがお二人で表現されたお店、それが珈琲舎 蔵なんでしょうね。珈琲の味も、店内も、雰囲気も。行くといつも心地よい時間が流れます。
5回も書いてしまいましたが、これで珈琲舎 蔵の思い出は〆ようと思います。
もしかしたら、このお店のことを書きたいが為に、このブログを始めたのかも知れない、と錯覚に陥ったりしました。
では、この辺で。
珈琲舎 蔵 の思い出 その4
続きです。長くなってしまいましたが、多分、今回でも書ききらないでしょう。
初めて蔵に寄った日、その日に早速このお店が気に入った私は、それから週2回か3回くらい、通いました。
大学4年生になる直前には、カウンターで後期試験の為の準備や就職活動の資料請求の葉書を書いたりしてました。
就職活動中は、訪問する会社の近所に有名な喫茶店はないか、マスターに聞いて、もしあれば説明会や面接の後に教えてもらった喫茶店に一人寄ってみて、その日一日終わった後に〆で蔵に寄って、寄ってきたお店で貰ってきたマッチ箱を見せたりしました。
就職活動中、最初に内々定を貰った日、実家に電話をかけた後、真っ先に寄ったお店も蔵でした。そして、今現在勤務している会社から内々定を貰った日も、真っ先に蔵に寄りました。
ゼミの友達O君は、大学3年生の終りくらいにこのお店を紹介して以来、珈琲に目覚めてしまったようで(昔から興味があったみたいですが)社会人になってから結局仕事を辞めて珈琲の道で生きて行く事を決め、修行を重ねています。今となっては、彼のほうが私より珈琲に詳しいし、蔵にも通っています。彼が修行先で淹れてくれた珈琲も、とても美味しい珈琲でした。
私が社会人になってから、家族で一回だけ、蔵に寄りました。両親と妹も私が「蔵 蔵・・・」と言っていたので、飲んでみたいと言ってくれました。珈琲の味も店内も気に入ってくれたようです。家族は「あなたが淹れた珈琲の味に似ている」と言ってくれました。蔵のブレンドの味が好きな私は、無意識に蔵の味に近付けようとしていたみたいです。
長々と、4回立て続けに書いてしまいましたが、さすがに書き続けるといつまでも延々と書いてしまいそうなので、明日は〆に入りたいと思います。
明日は「何故、このお店が好きなのか」を書こうと思います。
漠然としてはいますが。
珈琲舎 蔵 の思い出 その3
昨日の続きです。
事前に温められていたサーバーとドリッパー。挽いた珈琲豆がドリッパーにセットされ、ついに湯が注されました。少し注いで、蒸らし。粉が、カルメ焼きのように大きく膨らみ、良い香りが立ち込めました。
蒸らしが終わってさらにお湯が注がれ、それが何度か繰り返され、やがて珈琲が淹れ終わりました。
これまた事前に温められていたカップに珈琲が注がれました。
深焙りで、苦味の強い、しかし甘味を感じる、かと言ってさらっとしている、私が大好きな味。この感じ、他のお店では味わったことのない味。すぐに、このお店が気に入りました。
なんとなく、気になって、ママに「すいません、このお店はいつからあるのですか?」と聞いてみました。「4年目になります」
珈琲舎 蔵は現在開店されて今年で14年目になられるのでしょうか。
未だに変わらない綺麗な店内。この事も、昨日のことのようです。
ママとお話をしていると、マスターが帰ってこられました。
マスターは初めて来た客である私に、色々と珈琲の事を教えてくれました。
珈琲だけではなく、JAZZの事、カップの事・・・
その日は結局大学の午後の授業をサボり、店を出るのは惜しかったけど、16時ごろお店を出てアルバイトに向かったのでした。
まだまだ、続きます
珈琲舎 蔵 の思い出 その2
昨日の続きです。
階段を上がり切った2階の右手に、入口のドアがありました。
少し、店内を覗いてみましたが、中の様子はイマイチ、分かりませんでした。
恐る恐る、ドアを開けました。
ママが、左手のカウンターの中にいらっしゃいました。 「いらっしゃいませ」
ママの声に耳が反応して、左を見ました。ママの後ろに、カップがずらりと並んだ棚が見えました。
写真では、分からないかもしれませんが、本当はもっといっぱい飾ってあります。今となっては見慣れてしまいましたが、あの日、あの時、当時は圧巻でした。次に、右手を見ました。大きいテーブルが一つに席が10席くらいでしょうか、そしてテーブルの上に見事なお花が飾ってありました。
ちなみにこの写真も、当時撮った写真ではなく、先週火曜日に撮ったものです。
たまたま、他にお客さんはいらっしゃらなくって、私一人でした。5席あるカウンターの真ん中に座り、目の前のカップの数と綺麗さに圧倒されながらも、ブレンドを注文しました。
電動ミルに珈琲豆が入れられ、豆が挽かれました。カウンターにタオルが敷かれ、その上にサーバーとメリタのドリッパーが用意されました。そして、珈琲カップが、用意されました。
ドリッパーにペーパーがセットされ、挽かれた珈琲豆が入れられました。
お湯が注がれる時を待つだけでした。
続く
珈琲舎 蔵 の思い出 その1
東京 神田神保町にある、私の大好きな喫茶店 「珈琲舎 蔵」 。
いつかは、このブログに、私の珈琲に対する人生観を変えてくれたと言っても過言ではない、このお店のことを書きたいと思っていました。これから、何回かに分けて、書こうと思います。
9年前、私は御茶ノ水にある大学の学生でした。
お昼ご飯は学食で食べたり、大学の近所のご飯屋・定食屋に行っておりました。近所のご飯屋で、一番好きだったのは御茶ノ水小学校(旧錦華小学校)裏の「天丼 いもや」と言うお店で、500円で美味しい天丼を食べさせてくれるお店でした。週、2~3回くらい、食べておりました。
天丼 いもやで食べ終わって店の外に出てから、必ず視界に入る店がありました。それが、珈琲舎 蔵でした。歩けば、20歩から30歩の距離です。
写真は、先週火曜日に撮った、9年前と変わらない入口です。珈琲舎 蔵は建物の2階にあります。1階が料理屋さんで、蔵に入るには建物の横の、この写真のところの階段を上がって入るのですが、私としては店内が外から見えないし、階段の壁にメニューが飾ってあるけれどもどんな雰囲気なのか分からないし・・・と、必ずと言って良いほど、入ろうと思って店の前までは来るけれど、階段を上がってお店に入る勇気がありませんでした。珈琲は大好きで、他の喫茶店だったら特に考えず普通に入ってましたが、この蔵だけは中々次の一歩が出ず・・・
そんな大学3年生のある日、勇気を振り絞って、天丼 いもやで食べた後、一人で行ってみる事にしました。緊張しておりました。
店の階段の前に立って、ゆっくり、階段を上りました。
続く
ちなみに珈琲舎 蔵のHP → http://www.ne.jp/asahi/bond/007/kura/kura.html










