昨年、バンビの横顔をLRGB撮影した時に、👽 Kresnik 👽さんから教えていただいた超新星残骸です。先月、@take**@さんのブログを拝見して、撮ってみたくなりました。
今年は RGB+HOO の縦構図です。天の川に重なるので、普通に撮っても、輝線星雲の存在はよくわかりません。いつもは星がキラキラするように現像するのですが、今回は微光星には暗く小さくなってもらいました。バンビの鼻付近を拡大すると
なんとなく、赤っぽい筋と、淡い白っぽい筋が見えているでしょか。OIIIデータをたっぷり取ると、青い繊細な筋が写るようですが、白くなりました。
わかりにくいので、更に星減らしたHOO画像の拡大も見てみましょう。
バンビの鼻先付近から、赤や青混じりで白っぽいビームが放射状に筋を描いています。凄いエネルギーが放出されていることは、十分に想像されます。これらの画像から、これが超新星残骸と考えられる理由を理解できませんが...
トップ画像のアノテーション画像も追加しておきます。
夏の天の川には、いろんなものがてんこ盛りです。
備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)
撮影データ:
AXP赤道儀 + N.I.N.A. コントロール
オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 220MM mini
鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6)
光学センサー: QHY600M ( cooling 10℃)
Red、Green、Blue 各 10、10、10コマ、gain 26、60sec
Hα、OIII 各 28、23コマ、gain 60、300sec (総露出時間 285分間)
7月28日、29日の2夜 自宅にて撮影
画像処理: PixInsight (BXT、NXT、SXTを含む)、Photoshop 使用