3年前にも観察した、Markarian’s Chain ですが、今回は、鎖を真ん中寄りにして、以前より西よりの画角としてみました。

おとめ座銀河団にはたくさんの銀河がありますが、比較的小さめのものばかりです。

メシエ、NGC、ICカタログ番号も追記してみましょう。

たくさんありすぎて混乱しますね。

さらに、PGCカタログ銀河も記載すると、

文字で画面が埋まって、背景が見えなくなってしまいました。それぐらい、たくさんの銀河が密集しているんですね。

複数の大きめの銀河が集まっている部分を拡大して見ると楽しいです。

最も密集している Markarian's Chain を拡大してみてみましょう。

見応えがありますね。この中でも、とくに見栄えがいいところをさらに拡大します。

M86は楕円銀河で面白みにかけますが、他にも変わった形の銀河が密集しています。前回より、銀河の淡い部分も見え易くなったしょうか。

周囲の銀河にも目を向けましょう。上方左寄りの大きめの銀河を拡大します。

右から、M88、M91(NGC4548)、NGC4571 と並んでいます。このM91銀河、なかなか美しい表情と自画自賛。長焦点鏡筒でも試したことがありますが、この表現は未達成です。次の課題かな〜

左中程から下方も拡大しましょう

上に M90 があって、中程に M89、左下に M58 があります。M58も、長焦点鏡筒で狙いたいですね。

最後に右上の方も拡大しましょう。

右にあるのが M99銀河。これは今月、長焦点鏡筒で狙ってみたばかり。現在現像中なので、次回にでも供覧したいです。その左にある二つのNGC銀河もセットで見えて楽しい。

 

やっぱり、銀河が好きで望遠鏡を覗き始めたんだと再認識しました。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

赤道儀: ZWO AM5  N.I.N.A.コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 220MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP + 645RD QE0.72×(焦点距離 380mm F3.6)

光学センサー: QHY600M  ( gain 26、cooling -10℃) 

Lum、Red、Green、Blue 各  gain 26 60sec  190、47、50、44コマ 

総露出時間 331分間

4月12日、13日の夜  自宅にて撮影

画像処理: PixInsight、Photoshopなど使用

 

スケアリング調整なるメンテナンスを、今年になって初めて実施していた

四隅に明るい星を移動させて、バーティノフマスクでピントを見ながら調整

結構な時間をかけて追い込んでみようとしたが、思ったより難しい

少しは改善したかと撮影してスタックすると、四隅での星の形は歪だった

それでも、BlurXTerminator 処理をしたら、星は丸くなってくれた

星に色ズレは残っているようだ

そのためか、今回の画像には、ピンクスターやオレンジスターが沢山現れた

画像処理の問題では、ハイパスもかけ過ぎに思えてきた 再現像も検討かな〜