前回の惑星状星雲を撮影していた反射望遠鏡の隣で、屈折鏡で撮っていたのは、秋の一番人気の天体でした。

実際には、M31銀河って、周囲の淡い部分も含めると、さらにずっと大きいそうです。住宅地から撮影した比較的明るいところしか写っていないこの画像でも、M32銀河を飲み込んで、M110にまで連続しているかのようです。今回は、530mm直焦点撮影にて縦構図で捉えることができました。発色も良好で、当稚拙ブログでは、歴代最高の仕上がりとなりました。これまでに供覧したM31画像は

 https://ameblo.jp/gg-rabbit/entry-12118582271.html    2016年(撮影は2015年)

 https://ameblo.jp/gg-rabbit/entry-12633752713.html   2020年

 https://ameblo.jp/gg-rabbit/entry-12698541144.html   2021年

をご覧ください。まるで成長の記録みたい〜

  

フルサイズセンサー撮影なので、解像度も確保できています。少しトリミングした画像も見てみましょう。

M31の中心部~M32付近から画像右下方向のところです。渦巻きの様子や、紅い斑点状の構造、白っぽい雲のような輝きもあって、銀河って、やっぱり素敵だと再認させられます。頻回に撮っている天体ですが、毎回楽しませてもらえますね。

 

 

備忘録: (以下、個人的な覚書 専門的な内容なので、綺麗な写真の鑑賞が目的の方はスルーしてね)

 

撮影データ:  

赤道儀: AM5  N.I.N.A.コントロール

オフアキシスオートガイド PHD2 + ASI 220MM mini

鏡筒: タカハシ FSQ-106EDP(直焦点距離 530mm F5)

光学センサー: QHY600M  ( cooling -0℃、1コマ露出時間300sec) 

L  26コマ、R 9コマ、G 9コマ、B 9コマ gain 26 (LRGB露出合計  256分間)

Hα  47コマ gain 60  (総露出時間  500分間)

画像処理: PixInsight、Photoshop、NeatImage9 使用

11月21日、22日の夜  自宅にて撮影

 

今回は、Red、Green、Blue、Lum、Hα の5つのフィルターを使って、長時間露光した

ただし、RGBは、月のないか低い時間帯の135分間

可視光線のみのLumフィルターも月のない時間帯が主と思うが、一時的に薄雲がかかったか?

 こちらも、月が低空にある時間帯も混じっているようだ

上弦をすぎた月明かりの影響がつよい時間帯には、ナローバンドパスのHαで放置撮影

 それらは、NBRGBCombinationスクリプトで控えめに使ってみたつもり