低空にあって容易に撮影できない、うみへび座のM83銀河にも挑戦です。いつかは撮ってみたかった、今回(3月8日夜)のメイン。まずは、トリミングしたアップ画像でどうぞ。

SXP赤道儀 + R200SS + エクステンダーPH (焦点距離 1120mm F5.6)

PHD2オートガイド (コーワ LM100JC + QHY5L-IIM) ディザリング

ZWO ASI1600MM-Cool -20℃ gain 300

L 180sec ×10コマ、 RGB それぞれ300sec ×1コマ (総露出時間 45分間)

市内の山間部にある公園 2019年3月8日の夜

ステライメージ8 と キャノン DPP4 で現像 トリミング

M83銀河は、地球から約1500万光年離れた宇宙に存在する系外銀河で、 うみへび座とケンタウルス座の境で輝いています。赤緯はマイナス30度程度と天の北極から遠く、南中高度がかなり低いので、日本海側からは難易度の高い対象です。 しかし、低空が澄んでいれば、そこそこ明るく大きな銀河なので、撮影可能となります。春の銀河の中では大きめで、けっこう迫力がありますね。 M83も、渦巻銀河を正面から見るたフェイスオン銀河に分類されており、 銀河の腕がぐるりと巻いた様子から、南天の回転花火銀河と呼ばれることもあります。 (北の回転花火銀河は、おおぐま座のM101銀河です) 

前回のM61銀河と比較しやすいように、トリミングなしの、1120mm フォーサーズ画角でもご覧ください。

メシエナンバーのある系外銀河は比較的明るいので、少し暗いところまで行けば、けっこう綺麗に映るようです。低空に淡いもやが発生し、南中頃までで撮影終了となりました。メインタイトルと言いながら、たった45分間の総露出時間ですが、自宅庭で長時間露光するよりも綺麗な絵になります。子供の頃からの夢が叶った気持ちになれる(^o^)  ガイド不良で、3分の1ぐらいの時間が無駄になっていたのは内緒ですよww