新月期週末なのに、ずっと晴れないので、こんな時には、過去画像の再処理です。
前ブログで行った色カブリ補正を、デジカメのカラー画像にも適応できないか?
試したのは、今年の春にプチ遠征で撮った青い馬頭星雲で、以前のブログはここ。
今回は再処理画像を半切サイズに合わせた縦横比にトリミングしてみました(^ ^)
前回のトリミング前の画像(下図左)と、今回の再処理後(下図右)では、
こんなに差が出ました。
周辺に、撮影と処理に関わるパンの耳のような部分ができているのは、南中前後の画角のずれと、赤道儀によるガイドエラーですのでご愛嬌を。色カブリがこれだけ改善すれば、多少の強引な画像処理後でも、極端にトリミングする必要はありませんね^^
以下、今回の再処理に関する、自分の覚書です
モノクロセンサーにRBGフィルター撮影画像での色カブリ補正の手法を、
これまでにデジカメで撮ったカラー画像にも適応
普通のデジカメ(キャノンE0S 5D mark III) のRAWデータ 97コマは、撮影時の中程で南中した対象なので、前半50枚と、後半47枚は180度した回転画像
その夜のダーク画像10コマでダーク処理 フラットは、今回もう一度撮り直し
前半、後半それぞれの画像について、ステライメージでRAW画像を開いて処理開始
バッチ処理で、ダーク/フラット処理して、つづけてホット/クールスポット除去
ワークフローで一括RGB変換した画像を、バッチ処理でコンポジット
コンポジットカラー画像を、RBG分解
それぞれについて、同じカブリ補正ファイルを適応して背景を均一化
カブリ補正後のRBG画像をRGB合成
出来上がった前半と後半のRGB画像をコンポジットして、カブリ補正画像できあがり
カブリのない画像を好みに調整して現像終了