ちょっとした言葉で、多くの人が傷ついている。
傷つくと、いつまでもそのことばかりを考えてしまう。
グルグルグルグルと、いつまでも同じことを考えてしまう。
ちょっと、見方を変えると、
そこで発揮されているのは,集中力。
普段、ひとつのことをやり続けられないのに、
こんな時ばかりは集中し継続し続けられる。
きれいに片付いた部屋に、
自分を傷つけた言葉だけが、
ポツンとおいてある。
部屋のまん中の、
その言葉だけが
目に入る。
部屋の中をどんなに歩いても、
外を見ても、
振り返ると、そこにいつまでも居続けている。
どうしたらいい?
気が散って、ひとつのことに手がつかない時、
部屋の中や、心の中はどうなっているだろうか?
そこに、もしかしたら、気を散らせる方法があるのかもしれない。
禅では、「念を継がない」なんて言うようだけれど、
集中できないほど気を散らせて、
念を継がせられない状況を作るのも一手。
時に片付ける。
時に散らかす。
そんなことをしながら、
心のバランスは維持されていくのかもしれない。
窓から見える空。
昨日、空に散らばっていた雲は、
今日はすっかり片付けられています。