やりたいことを見つける? | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

求めるものが手に入らない。

それは、苦しみの1つ。

何も求めなければ苦しまずに済む。
それは、ひとつの方法。

何人もの人から聞いた言葉は、
「自分が何をしたいのか、わからないんです」
30を過ぎた人達も、
40を過ぎた人達もそんなふうに苦しんでいた。

求めるものが手に入らないのは苦しみだけれど、
何を求めているのかわからないのも、大きな苦しみ。

もちろん、求めるものが分かった瞬間から、
求めるものが手に入らない苦しみが始まり、
一喜一憂、舞い上がったり落ち込んだりし始めるのだろうけれど。


例えば、ファミリーレストランに入る。
ハンバーグのセットと
ヒレカツのセットと
パスタのセット。

値段の同じあなたの好みの3セットからどれを選ぶか。

理由をたくさん考えて悩むほど、
頼んだ後に、迷いが出てくる。
「やっぱり、こっちにしておけばよかった」

それが
長い人生の中で、どれだけ重要なことなのか?
その失敗はどんな影響を生み出してしまうのか?

どのセットの中にも、後悔を見つけるのではないだろうか?
どのセットの中にも、良さをみつけることはできないだろうか?

次の日、サーロインステーキセットが同じ値段で提供されることや
次の日、3つのセット価格が1.5倍になることを、
あなたは数日後に知ることになるのかもしれない。

あなたの迷いはどれだけの意味を持つ「迷い」なのだろうか?


目の前にある紙と鉛筆。

 絵も描けないし、文も苦手だし・・・
 自分にできないことばかりを見つけ続けることもできるでしょう。

 違う質問は、そこには絶対にないのでしょうか?

この紙と鉛筆で、
   ・どんなことができるだろうか?
   ・自分が楽しくできることは何だろうか?
   ・他に何があれば、おもしろいことができるだろうか?
   ・10日間過ごせと言われたら、何をするだろうか?
   ・紙と鉛筆を別の2つに交換するとしたら、何を望む?


「自分は何をしたいんだろうか」
質問をどんどん変えてみるといいかもしれない。

「どうしたら、自分が何をしたいかをみつけることができるだろうか」

「一年以内に見つけるには、何をしたらいいだろうか。
 そのために、何から始めればいいだろうか。
 いますぐ始められることはなんだろうか」

「やりたいことを見つけた自分は、
 どんなふうに苦難をのりこえていくのだろうか」

「制限のない中で、
 自分のやりたいことを作り出していいとしたら、
 何を作り出すだろうか」

待っていても、何もやってこない。
自分自身の気持ちでさえ、
自動的に
自分の中から湧いて出てくるものではないのです。

冬の汗みたいなものです。
動かないと姿を現さないのです。