勝つ者の心、負ける者の心 | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

スポーツならば、必ず
勝つ人がいれば負ける人がいる。

負ける悔しさを知りながら、
勝つ喜びを取りにいく。

優勝への道を辿るドラマもあれば、
最後に勝利をのがす筋書きも
感動のドラマとなる。

お姫様をとりあう勝負。
負けた鬼に同情して
お姫様は負けた鬼と一緒に行ってしまう。
そんな話があったような。

負けるとは、勝者を作ることで
勝つとは、敗者を作ることでもあるなら、

言葉に出すのは、嫌らしいけれど、
心の奥に、
大きな感謝と
こうして出会えた日までの道のりに対しての
敬意とを
敗者に対して静かに想うことが、
勝つということの結果の中に存在しているような気がする。

負けた者達が、勝った者達に対して、
感謝と敬意を静かに想うのと同じように・・・