怒る理由と、怒る対象 | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

誰に対して、何に対して、
そして、怒ることによってどうなるのか?

よくわからないまま、世の中に怒鳴り声が響いていたりする。

従業員は会社の方針で動いていて、

従業員が一生懸命やっていても、
もとの会社の方針が悪ければ、
従業員が怒られる。

怒られて謝っても、
実際どうしたらいいかわからないまま怒られていたりする。

こちらのミスでした。私の怠慢でした。と思えるのなら
傷つき方も違うけれど。

「なんで、まだやってないの?」と親に怒鳴られて。

これからやる予定だったんだから、
何の悪気もないし、怠けていたわけでもないのに、
怒り始めた親は引っ込みがつかなくなったり、
ただ自分の思いと違っただけで、

なんで怒られたか、納得のいかないまま。

そんなふうにして、傷ついたり、
やる気を失ったりしてしまう例も多々あるでしょう。

悪いこと、ずるいことをやって怒られるならいいけれど、

こちらの思いとあちらの思いが違っているだけだったり、
言ったことがうまく伝わらなかっただけで、

大きな間違いが起きて怒られることになるわけです。

とてもとても残念なのは、
喜んでくれるかな、と思ってやったことが余計なことで、

「なんで、こんな余計なことやるの!」
とウキウキワクワクしていいた気分を
ピシャリと叩かれてしまったりする時です。

天から地獄へ落ちるような感情のダウン。
切なすぎます。

どうする?

まずは、立場を変えて、受けとめる側の自分が
どうしているか、から始めるんでしょうね。

相手は悪意を持って自分に何かしたわけじゃなくて、
気がつかなかったり、学んできたことを活かして
何かをした。その習慣や価値観が自分と合わない
だけであることを受けとめる必要もあるでしょう。

何を伝えようとしているのか。
何をしようとしたのか。

その気持ちを考えて、
受けとめる準備を持って、
行為や話を聞いてみようとしてみること。

自分がそういう人になっていくと、
次第に、周りの人達も
なぜか受けとめてくれる人が増えていったりするのです。

全部が、すべてがそんな理想的に変わったりはしませんが、
ひとつずつ変わっていく現実に気づこうとする視点の持ち方も
大切だったりするのです。