悩み方教室です。
そんなことに悩んでいるんだ?
なんて言われたりする。
くだらないことだと人に思われるようなことが、
自分にとっては、とても重要なこと。
本当は、そんなことばかりだったりする。
そして、言葉ではわかっているけれど、
実際にはできないことがたくさんあって、
人は、そんな範囲の中をいったりきたりしながら
生きている、たぶん。
今を直視しろ!比較した優劣を感情に結びつけるな!
わかりそうでわからないけれど、
わかってもできないけれど、
お釈迦様や、老子や荘子は、そんなことを
言い続けているような気がする。
目の前にあることに関してどう悩むか。
役に立つ悩みの代表は
「何を実現させたいのか!!」
「何があれば、できるのか!!」
このふたつ。
落ち込んでいく悩み方もあります。
「どうして、できないんだろう。そうだ、
うちは、そういう家系なんだ。それに、
私には特に強く遺伝している。小さい頃から
そうだった。兄弟の○番目の性格ってのもあるし・・・」
できない理由と、しなくていいい理由を見つけ続ける。
これはこれで、
この落ち込んでいく感覚に充実感を持っている人は
結構いる。
それはそれでいい。
そんな時間も必要だと僕は思っています。
時に土手のサイクリングロードを歩きながら、
過去を振り返って落ち込んでみる。
落ち込んだ心に風が入り込んでくる感覚を
しっかりと味わう。
そんな時間もあっていいのでしょう。
何かを成し遂げようと決めた時。
今度は、
何があればできるのか、という悩み方が
多く必要となってきます。
エネルギーをそこに傾ける。
朝から晩まで、一年中前向きに生きてはいけません。
必要なタイミングで必要な悩み方をする。
時には前向き一辺倒。
時には、感傷的に。センチメンタルに。
深みのある人とか、懐のふかい人とか、
豊かな人生とか。
それは、外からの波にしっかり揺られて、
自分の起こす波にゆられながら生きること。
そんな気がするのです。