最後に残る問いかけ | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

GFコーチング高橋祐紀です。

目標を持って行動していくことは素晴らしい!

というと、目標を持たずに生きていることはひどく価値のない生き方に
思えてしまう。

素晴らしい生き方とか、そうでない生き方とか、
そんなふうなことを大きな声で言うことによって、

なかなかそうできない人達に強い劣等感を植え付けて、
下らない人生みたいな思い込みを与えていく。

明るく生きることは大事、そして、その生は回りを明るくしていく。
一カ所明るいところが目立てば、
さっきまで一番明るかったところは、少しくらい所になっていく。

素晴らしく良いものの登場は、素晴らしく良かったものをちょっと悪いものに
変えていってしまう。

すごく便利だった車が、ナビ付き車の登場で、ちょっと不便な車と言われてしまうように。

これが人間だったりすると、素晴らしく気が利く人や、
素晴らしくパソコンの得意な人の登場で、
一番気が利いた人や、パソコンが一番できた人達も、
今ひとつの人になって、そして、彼らは場合によっては、
自信、自尊心を傷つけられ、折れてすねてしまったりもする。

それは、もう心のしくみ。生命のしくみであって、宇宙の原理。

救いは二つある。

自分を越えていく人達、自分を陰にしてしまう光の人達を
歓迎できる自分に変わっていくこと。

もうひとつは、心ってそういうもの。嫉妬したり、うらやましがったり、
そういう気持って、当たり前に出てくるもの。それが宇宙の原理、と
笑って認めて、そして、自分もその原理からはみ出てないんだなと、
安心してみること。
まわりのいろんな人達が宇宙の原理で動いているんだな、と
俯瞰してみること。

そう、人に優しく、強く、夢を持っている人が必ずしもすごい人じゃなくて、
日々、ため息をつきながら生活に追われている人が、
実は、誰かの最大の危機に
大きな包容力を持って接することができたりすることもあるわけで。

世界の中に自分が突出していく喜びもあれば、
人々の中に埋没していく安心感と喜びもある。

それもいい。

残る問いかけは、どう生きたいの?

それだけ。

そんな気がします。