週末メモリーズ 魚雷船ゲーム | 彼は彼で、必死で生きてる           

彼は彼で、必死で生きてる           

良いも悪いも善も悪も
優れているも劣っているも
社会や時代が引っ張った
一本の線の上か下か。あるいは右か左か。

静かに目や耳を澄ませた時
見えてくるもの聞こえてくるものって
何なのだろう?

おはようございます。群馬藤岡GFコーチング 高橋祐紀です。

このゲームの名前を思い出すのに少し時間がかかりました。

1対1で、相手の船艦を撃沈するエポック社のゲームです。
砲台の小さなレバーを押し下げると、
パチンコ玉のような銀の玉が転がり落ち、
その転がり落ちる勢いだけで進む銀の玉が
相手の戦艦を沈めます。

透明な板の下を銀の玉が走り、
プラスチックの戦艦の下に飛びだした部分に当たる。

電気も何も使わない、非常にシンプルなゲームでした。

このゲームを持っているのは、ひとりの友達だけで、
その家に遊びに行ける時だけが、このゲームをできる時でした。

あまりにもシンプルで、そして、平和的ではない。
時代の移る中で今も存在しているのかなと思います。

魚雷船ゲームのある家。
野球盤のある家。
サッカーゲームのある家。

おもちゃを持っている子達は
それぞれに違ったおもちゃを持っていて
それぞれへの憧れと
それぞれの誇りみたいな気持ちがあったような気がします。

おもちゃを持っていようがいまいが、
毎日近所の子ども、大勢が集まって
遊んでいた時代。
そして
実際には家の中で遊ぶことは、
あまりありませんでしたが。

それぞれの時代のそれぞれの遊び方。
竹を削ったおもちゃの時代から
DSやPSP、Wiiの時代へ。

何がいいとか悪いとかではなくて、
単に方法が変わっただけなのかもしません。


あえて、僕の希望として言わせてもらえば、

時代がどんなに流れても、
ひとりひとりが何かを考え、工夫し、創りだして、
そしてできたものや、その気持ちを
みんなで共有して一緒に喜びあえる、

そんなものをいつまでも持ち続けられたらいいな、
ということです。

僕の願いです。