何かがうまくいかなかったり、ひとから責められたり、怒られたり、
大きなミスをしてしまったり、チャンスを逃してしまったり・・・
そんな時、ひとを責めてしまうものです。
それって、ものすごく正常です。
関係ない人を思い出して、
「あの人に言われた言葉が心に残って
悪い影響を与えている」
なんて、ずっと会っていない人まで責めてしまったり。
それでいいんです。
僕もそうです。
そして、自分が変わろうとしている人は、ひとを責めている自分を見つけて、
「ひとのせいにしてはいけない」と今度は自分を責めてしまいます。
そのうちに心は、現実がうまく進んでいないことの原因を探して
過去へ過去へとさまよい始めるのではないでしょうか。
たとえば、家族との死別のこと。
友人に裏切られた思い出。
厳しすぎた親のもとで育ったこと。
親の愛情を感じずに育ったという思い。
家庭が荒れていたこと。
生きてきた中で、何か大きなものを落としてきてしまった。
自分は小さい時に何かを失ってしまった。
ひとつの別れがあって、あれから自分の時計は止まってしまったまま。
・ ・ ・ 。
たくさんの思いに包まれて、一歩も動けなくなったりもします。
そんな時、思い出して下さい。
「いつだって、一生懸命生きていた」こと。
何かから逃げることも、さぼることも、その時必要だったから、
そうしてきたこと。
「一生懸命生きてきた」 そして
自分につらく当たる人達も、過去、自分に影響をあたえた人達も
自分が生きるために
「一生懸命だった」こと。
今から始まる時間。
あなたの一生懸命さを、どこへ向けるか。
答えは、ただそれだけ。