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昨日のエントリー で紹介した「スピードぐるぐる勉強法」(←適当にネーミング)ですが、その方法論を徹底的に突き詰めた本です。
頑張って分かろうとしない、理解しようとしない、記憶しようとしない。
そうやって、力を抜いて回数をかけていくうちに、理解・記憶が徐々にブラッシュアップされていく。
最後には、テキスト全体が手中に収まる・・・。
このメカニズムを、様々な角度から、これでもかというくらいしつこく説明しています。
著者は、教材を1冊に絞り、塾にも予備校にも行けなかったからこそ東大に入れた、と言います。
まるで、教材を何冊も買える人や、塾や予備校に通える人は不利だと言わんばかりの、常識とは逆を行く発想こそが本書の魅力です。
まさに、このブログが提唱する、手を広げないで⇒徹底的に潰す方法そのままという感じです。
潰すべき1冊の教材を、インプット教材ではなく、過去問にすべきと主張している点も素晴らしいです。
①手を広げない
②1冊の教材を徹底的に潰す
③過去問主義
以上の3点全てが揃っています。
当ブログの趣旨に賛同いただいている方には、自信をもっておすすめしたい一冊です。
一部、速読のすすめなどもありますが、(私が速読法に否定的だということもあるのですが)その点は全く気にしないでいいと思います。1冊の教材を呆れるほどぐるぐると回していけば、結果として、速読していると言わざるを得ないほどに早く回せるようになってしまうからです。
あくまでも速読は結果の問題と考えればいいでしょう。
おすすめ度⇒A