梅謙次郎『民法要義』 | 司法試験情報局(LAW-WAVE)

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◆総則

 

◆物権 (リンク先が見つからなくなったので、物権は国会図書館の原本スキャンを載せておきます)

 

◆債権

 

 

法学史に残る歴史的人物であり、「日本民法典の父」と呼ばれる梅健次郎の歴史的古典です。

 

もちろん、司法試験の受験教材としての実践性は完全にありません。

文章も明治の文語調ですから、読みにくいことこの上ないです。

 

ただ、頑張って読んでみると面白いです。お暇があれば是非一度クリックしてみてください。

明治時代のテキストが、現代の我々にもかろうじて読めてしまう事実に驚きます。

まるで日本の法律学が立ち上がってくる歴史の舞台に居合わせているような感じになります。

 

その後、法律学が制度化された学問となっていく以前の、生の現場感覚のようなものがここにはある気がします。

 

法律学の教科書の原型は、現在の我々がよく知る隅々まで整理の行き届いた文字通りの体系書とは異なり、こういう予備校の短答六法みたいな本だったようです。

 

条文を一条一条しっかりと理解していくことが、法律学の学習の実は全てなのだということを改めて思い出させてくれるような、そんな感じのテキストです。

 

おすすめ度⇒C