立ち会い
7:42 兄 来院
7:50 母と私 来院


父の部屋へ行くと
すでにガウンに着替え
弾性ストッキングも
上手に履けて
準備万端の様子。


昨夜は
2時と5時にトイレに
行ったと。


母が持って行った朝刊を
パラパラ読む父。


8:30 ナースが迎えに来る。
前投薬は無く、独歩で2階オペ室へ。
オペ室の前まで一緒に行く。

オペ室に入った父に
「待ってるょ~!」と
声をかけた。

お見舞い
15:00 母
18:30 私


午後お見舞いに行った母から
メールあり、

「今日Rちゃんが
夕方来るわょって
お父さんに言ったら、

『わざわざ大変だから
来なくていいって、
Rに言っとけ』って
何回も念押されちゃったわ」
と。


明日手術だから
今日は禁夕食。
夜は一人で
寂しくしてるかもしれないので
お見舞いに行くつもりにしていた。

術後のリカバリールームで
もし寒かったら我慢しないで
暖かくしてもらうように
Nsに言うようにということも
伝えたかったし。

ということで
やっぱり会社帰りに
病院に寄ってみた。


11階に上がって
父のベッドのところに行って
声をかけたら

父は開口一番、
「お! 待ってたょ!!」


母にはあんなに
Rは来なくていいと
言ってたのに、
ジジ心はウラハラなのである。


「アタシ来ると思ってた?」

と聞いたら


「来るかもしれないと思って
なんとなく待ってた。


でも 来なきゃ来ないで、
そしたら寝ちゃおうかと
思ってた」
だって。


ふと
テーブルの上を見たら
なんとマイスリーのカラが!

「え~、お父さん、
もう眠り薬 飲んじゃったの?
まだ6時半だょ。
飲んじゃったら
もう横になったほうがいいよ」
と言ったら

「そんなの
もう飲んじゃったょ。
先手必勝だと思って。」
と真顔で答える父。

一体誰と戦ってるんだ!?


「今夜ふらついて
転んだりしたら
手術できなくなっちゃうからさ、
もうベッドに転がってようょ」
と促したら

「眠い 眠い」と言いながら

素直に横になってくれた。


横になりながらも、


ママと3人の子どものサポートに

感謝していること


自分がまさかがんになるとは

夢にも思わなかったこと


友達でがんサヴァイヴァーが

何人かいるので

自分も頑張らなきゃいけないと

思っていること


もしものことがあったら

ママを頼むということ


執刀医が術前訪問で

「頑張りましょう!」と

声をかけてくれたこと


ナースは皆 若いけど

とてもよくやってくれていること


などなど。



そして、

民主党が不甲斐ないという話の後に

「ま、そういうことですわ」と言って

薄くなった白髪頭を撫でさすり・・・


これで話が一段落したかなと思うと、

また 話がはじめに戻る。



3回転くらい 繰り返し語っていた父。



娘、一時間 謹聴し

退室。


おやすみなさい。




お見舞い 母 15:00



昨日夕方、

「明日、胃の内視鏡検査をします」と

Nsから声をかけられ

今日は父にとっての、初めてのGFS。


結果は、異常なしだったとのこと。


元々は、1月の定期検査で

貧血が見つかり、

その時に便潜血検査と胃バリウム検査を

するはずだった。


便検体は問題なく採れ、

(+)(+) ⇒ CFS施行となった。


一方、胃バリウム検査のほうだが

検査当日、飲食禁止だったのに

父は朝 薬を飲むために水を飲んでしまった

(健診機関によっては、

少量の飲水OKのところもあるが)。


当日担当Nsが気の強い方だったらしく、

「飲んじゃったんなら、

今日の胃の検査はキャンセルですから!」と

父のことを叱りつけたらしい。


それに対して、勿論 父 激怒。

「こっちだって、別に検査なんて

頼んでやしないんだ!

そっちが検査するから来いっていうから

来てるんだ!!

検査なんて もう結構だ!!!」

と、逆ギレし、結局 胃のバリウム検査も

GFSもしないままに、今回の入院となった。



入院1日目に示された

クリニカルパスには

GFSは予定されていなかったのだが、

おそらく主治医が昨日の昼間に

「あらら、胃 まだ見てないじゃんか」と気がつき

急遽 本日の検査になったんじゃないかと

思う。



胃の自覚症状もなかったんだけど、

カメラでしっかり胃粘膜を見てもらって

「問題なし」とハンコを押してもらって

手術に向かって、ひとつ安心なことが増えた父。

良かったね!