お見舞い

15:00 母

18:30 私



訪室すると、

イビキをかいて眠っている。

もう酸素マスクは外れている。

氷枕をしている。


母から、

今日は痛み↑だったことを

聞いていたので


眠れている今は

痛さから解放されている

貴重な時間と思い


声は掛けずに

しばらく様子を見ていた。



5分くらいしたら

イビキがやみ、

痛さのためか 顔をしかめ、


そして、眼が開いた。



「こんばんは」と言ったら

「おう」と答える父。



微熱(37℃台)があること


Nsに促されて

2回歩行訓練したこと

(2回目は、もう しんどくて

「キャンセルさせて」とお願いしたけど

ダメだった、と言っていた)


午後 母が来てくれて

うがいを手伝ってくれたこと


などを 話してくれた。



昨日のような

痰の絡んだような咳はなく、

呼吸器系は大丈夫な様子で

一安心。



だけど心配なことは

手術したことを忘れて

夜中に不意に立とうとしたり

しないかということ。


まだいっぱい

チューブをつけているから

ベッドから転落して

チューブが抜けたりしたら大変。


父に、

「チューブは

お父さんの命綱なんだから、

一人で立ち上がったりしないで、

立ちたい時は

かならず看護師さんを

呼ぶんだよ」

と 言ったけど


記憶に残ったかどうか??



18:45 退室。

術後の説明が終わり

私たち家族は

父より一足先に

病棟に戻り


朝早くから

一緒に居てくれた兄は

仕事があるので

帰らないといけない

時間になった。



14:30頃

父が手術室から上がってきた。


帰室し、血圧測定、

ポータブルの機械で

レントゲンを撮影など。


ベッド周りを整えてくれたNsが

「どうぞお入りください、

目は閉じていらっしゃいますが

お話は出来ますよ」と

声をかけてくれた。



15:00頃 父と会う。

酸素マスクをつけて

目はつぶったままだ。

時折 痰がからんでいるような

咳をしている。


頑張ったね、

悪いところ 全部取れたからね、

もう安心だね、 と

母・弟・私と かわるがわるに

声をかけた。


父は

「ありがとう」

と 言っていた。



今朝から

父の舌苔が

気になっていたのだが

酸素マスク越しでも

ニオイがしている。

明日から口腔ケアも

大切だと思った。


つらいところはないか

聞いたら、

「両手が冷たい」と。

触ってみたら、そのとおり。



Nsに聞いたら


「まだ末梢血管に

じゅうぶん血流が

回復していないのかも。


電気毛布を入れていて、

もうこれ以上のことは

できません。


血圧も上がってきているので

循環が良くなってきたら

改善されると思います。


様子みておきますね。」


とのことだった。



15分くらいベッドサイドにいて

退室。




13時過ぎ

弟が来てくれた。


母と 兄と 弟と、

待つ。


みんな一緒だと

心強いね。



お父さん、

今頃どんな感じなのかな。