合格体験談どうしよう…。


実は私は、合格体験談をほとんど信じない派なんです。

勉強始める時は2008年度合格者の体験談を全部読み、
自分に似たようなタイプの方を見つけ
学習方法の参考にしようとか考えました。


でも、実際に勉強を始めてからは、
合格体験談をあまり読んでいないという…。
むしろ、不合格者の方々の話を一所懸命聞いていた気がします。
(TACのMコーチも同じような話をよくされてるようですが)


という訳で…

合格体験記を書くに当たり、
だれを対象に何を書けばよいのか。

正直迷いまくってまして
この年末年始あれこれ書いてみたものの
どうもしっくりこないです。(>_<)


ちなみに、あれこれネタは以下の通り…。

  • テキスト主体の学習方法
  • サブノート極力作らない
  • 理解重視、理解優先
  • 暗記回避策
  • 隙間時間活用法
  • 過去問題集活用法
  • 講師質問術
  • 前倒し2次対策法
  • 京大式カード活用法
  • 苦手科目化阻止作戦
  • テキスト高速復習
  • ケアレスミスパターン暗記
  • 1次2次試験のバランス
  • 本番対応能力
  • 「あなたは落ちる」発言
  • 2次事例へのスタンス
  • 経営分析捉え方
  • 梅干し事件
  • 合格祈願
  • モチベーションを高めない
  • 飲み会への出席
  • 三が日勉強法
  • 試験の本質
  • 応用力
  • 初学者の甘え
  • 水練
  • ツイッター春秋要約
  • テレビ

勉強方法そのものを書くのがよいのか、
モチベーションだの水練だの勉強以外を書くのがよいのか。
初学者向けなのか、
受験経験者向けなのか、
あるいは診断士の方も含め
いろいろな方が見る前提で書くのか…。


悩ましいです。(^^;)
この三連休でとにかく何とか仕上げます。


本日、中小企業診断士2次試験の合格発表があり、
無事合格することができました。
皆様ありがとうございました。


今に至るもなぜ自分が2次試験に合格できたのか
不思議な気持ちでいっぱいです。


今日から「受験生」はリセットされ、
診断士0年生として、新しいスタートを切ることになりました。

今までは試験合格を最優先に、
すべてのスケジュールも試験日程に合わせて

考えることができました。


ここから先は、すべて自分で決めていかないといけない。
実務補習をいつ受けるのか。
この先、まず何から勉強していくのか。
診断士として何を身に付ける必要があるのか。
手探りの毎日になると思いますが、

まずは実務補習。
とにかく頑張ります!



ところで、1年前の今、自分は何を考えていたのか…。

http://twitter.com/getcchi/status/7360025597


げっちのブログ-アイコン 初学者と2次受験生の学力差って、この時期だったら高校1年生と大学予備校生ぐらいの開きがあるのかな…。追い付けるもんなのかどうか、非常に不安。 #smec
posted at 2010/01/04 16:27


このころは、初学者が何をどう取り組んでいけばよいのか、

まだイメージがつかめず、手探りの状態でした。

この直後、502教室キックオフに参加したことで

自分の学習スタイルが大きく変わったのを思い出します。

502教室キックオフが、まさに自分の受験生活の真のスタートでした。


以下は昨年末の2次筆記試験合格発表当日の日記です。


2010年12月10日(金)


中途半端な合格より、不合格でも毅然としていよう。
そう思った朝でした。

午前6時過ぎに目が覚め、やがて迎えた日の出。
赤く染まる富士山。なんか良い気分。
もはや結果を受け入れようという気分でした。


げっちのブログ-アイコン 06:59:30「お日様が登ってきました。富士山が赤く染まってる東京の朝、良い天気。」


2次試験終了後は99.9%駄目だと確信していたので、
今後どうしたものかあれこれ悩んでいたのに、
今日はなぜか番号があったら何するかということばかり考えて…。


そして、1次試験合格発表と全く同じ時間、
午前10時直前に東銀座駅に到着。
診断協会に向かう途中で @shindanblog さんのツイート発見。
  「合格927名」。

よし、ほぼ昨年並み。
最後の1人にでも入ってくれたなら…。


診断協会の前には人だかりができているかと思えば、
1次試験発表時と同じく数人がパラパラ出てきた程度。
掲示板の前にはどなたもいませんでした。



げっちのブログ-2次筆記試験合格発表

意を決して掲示板の前へ。
自分の番号は1998番。
1000番台、1500番台と視線をずらす。
  1988、1989、1990、1994、1996…。
番号が2000に飛んだ瞬間に合格はない。
次の番号がない!行が変わっていた。
  1998!

絶対ないと確信していたので、一気に涙が…。

こわごわともう一度数字を確認。
受験票の番号も確認。やっぱり数字がある。
何が起きたか分からないが、ないはずの番号がそこにある。

そして、つぶやく。


げっちのブログ-アイコン 10:07:44「銀座なう。」


でもやっぱり心配。
もう一度だけ番号を確認しよう。
幾度となく出入りし、掲示板の数字を確認。
やっぱりある。


げっちのブログ-アイコン 10:15:41「番号ありました。 #smec」

げっちのブログ-アイコン 10:16:26「99%駄目だと確信してたから掲示板の前で…。(/_;)」


全く予想していなかった合格でした…。


遅ればせながら、あけましておめでとうございます!

毎年大晦日の最後にやることは、
   ニセコのゲレンデでたいまつ持って2壁(という急斜面)を登ること。
毎年元日の午前零時にやることは、
   たいまつの火を掲げてニセコのゲレンデを滑り下りること。

もう16年も続けていて、今年は158名ものスキーヤー、ボーダーと一緒に、無事お役目を果たしました。
一瞬、振り返った時に何十個ものたいまつが自分のシュプールの後ろに連なってて幻想的でした…。

以下は東急さんが録画したビデオ。

メラメラ2011年「第35回たいまつ滑走」の巻メラメラ



01:30過ぎぐらいからカウントダウンが始まりますが、
最初にメラメラ火をつけたうちの1人が私です。
03:10ごろに手を振ってます。パーニコニコ
2011年の「’11」の文字を描いているのですが、
やや隊形崩れて見えにくかったですね。反省。ガーン

思えば、1年前の2009年大晦日はブリザードの中の滑走でした。
その後、激闘の1年間を過ごして迎えた今回の大晦日…。
風も弱く空気が透き通る穏やかな夜。
遠く札幌の街明かりが雲に反射して、
ぼんやり明るく浮き上がって見えてました。ニコニコ

この年明け最初のイベントで、その後の1年間を占うような感じ…。
今年は穏やかな良い1年になりそうです。ニコニコ
皆様にも良い年となるようお祈りしています!ラブラブ

最後に、事例4の再現答案です。事例3で大失敗したため、事例4がもし全部正解していればまだ合格の可能性もあるかもと淡い期待を抱きましたが、模範解答と照らし合わせる勇気がなく、事例3同様、合格発表後まで封印していました。(模範解答を読む前に再現しています。再現率はやや低いですが、経営分析はもう少しきちんと答えていた可能性もあります)


試験要項に定規の記載があったのを思い出し、念のため午後の事例3から机の上に定規2本を用意しておきました。定規を使う問題が出題されるとのうわさはありましたが、半ば冗談として聞いていたため、解答用紙が配布された際にグラフ枠が透けて見えた時は、驚きました。


計算問題はCVPの出題確率が近年50%であり、朝トクでもコインの裏表の出現確率は何度表が続いても変わらないとの話があったので、今年の出題を想定していました(M社も出題を予測)。NPV計算も比較的平易に思われたため、昨年より大幅に易化したと判断。一方で、昨年同様に経営分析が配点40点だったので、第1問は確実に得点しようと考えました。解答順としては第1、第2、第4、第3の順。第4問は3分で解ける“いただき問題”と解釈しました。


第1問
与件文、財務諸表を読み、収益性、安全性を長所で指摘するのは理解できましたが、短期について、どれを指摘すべきか悩みました。当座比率、流動比率は低めですが、内部留保が高く、その他流動資産も大きいため、短期資金繰りが厳しいとは指摘しがたいと判断(運用目的で資産配分を工夫しており、非常時には現金化も困難ではないと想定)。また、売上債権回転率も、安定顧客との継続取引が一因であれば、必ずしも財務面での不安につながると指摘しにくい(取引先の不安要因は記載されておらず、安定顧客に対する債権回収を急げとも提案しにくい)


設備効率について、大型リストラクチャリングが不十分だとの方向性も考えましたが、第2問以降は生産増、設備増強の方向性での出題であり、経営分析で設備スリム化が不十分だと答えるのは整合性が取れない。また第4問で国債投資の出題もあり、その他投資利益を減らす方向の解答も指摘しがたい。


ここで改めて本年の出題事例を思い返し、A社(2次問屋の買収を続けている)、B社(弱み、課題がほとんどない)等、非常に強い優良企業を問う傾向にあると判断。経営分析にて短所、問題点を指摘する場合、必ずその後の計算問題でそれを受けた改善策を示せる根拠を採用すべきだと先生から教えを受けていたので、今年は初めて3問全部を長所で答えさせる問題が出されたと判断しました。(4事例全体での出題傾向を考えました。今思うと考え過ぎですが、当日は自分なりに納得してしまいました)


第2問
(設問1)
最初、出題条件の解釈にとまどったが、TAC模試でのOEM生産のケース(販管費一定で原価のみ変動)を思い出し、固定費が一定で、価格、変動費のみ動かすことに気づきました。グラフに記載する数値をケアレスミスで間違うことを心配し、「重要なもの」に限定して交点の数値のみ、補助線を引いてグラフ外に記載した。①②の番号も右欄外に。


(設問2)
損益分岐点比率や安全性等について答えるべきだと考えましたが、一方で、現状利益と②案利益の数値がほぼ一致したため、利益額が「変わらない」という点も答えさせたいのだなと認識しました。


第3問
(設問1)
現状設備のまま増産した場合と、設備投資を行って増産した場合の比較と考え計算したところ、数値がマイナスになりました。既に有効活用可能な余剰設備があり、それとの関係で、さらに追加の設備投資は求められないのだろうと考えました。
→ミス原因:年金現価係数を4年ではなく5年分と勘違いしたため、CIFが小さくなってしまいました。
第2問でも損益分岐点売上高問われており、またここで問われるのか不思議に思いましたが、やっつけ問題で解いてました。(新たに必要となる減価償却費を固定費に追加するのを忘れていた)

(設問2)
NPVマイナスを指摘し、現状生産方法を続ける旨、回答。
→ミス原因:年金現価係数を4年ではなく5年分と勘違いしていたためNPVがマイナスになった。


第4問
(設問1)
一般知識問題と認識し、サービス問題で満点確保必達と考えた。

(設問2)
まず金利先物オプションが浮かんだが、債券価格の下落をヘッジするという意味では国債先物オプションがふさわしいと判断。さらに社債、外債等広い意味での債券先物オプションと答えた方が×を付けづらいと考えました。2年続けてオプションを答えさせる“いただき問題”とは考えにくかったですが、設問1、2と合わせて、12点は取れると判断しました。設問文を読む数分間程度で解答できました。


では、以下がその解答内容です。




第1問(配点40点)
①(a)売上高経常利益率(b)4.46%
(c)
収益性の高さが長所。製品小型化・高性能化
と品質安定化で大手の信頼得て売上高安定す
る一方、遊休資産売却等で固定費等費用抑制。

②(a)有形固定資産回転率(b)3.73回
(c)
設備投資効率の高さが長所。積極的技術開発、
設備投資の一方で、遊休資産の売却等大規模
リストラを実行、売上高の安定確保に貢献。

③(a)自己資本比率(b)34.93%
(c)
資本調達構造の健全性が長所。大手の信頼得
た安定収益で内部留保を積み増す一方、遊休
資産売却等で資産スリム化実現し安全性高い。


第2問(配点25点)
(設問1)
H22年事例4第2問(設問1)グラフ
①3279.42百万円
②3825.76百万円

(設問2)
②案を受け入れる。①案と比べ損益分岐点売
上高が上昇するが、利益額が54.2百万円とほ
ぼ現状水準を確保、マイナスの①案を上回る。


第3問(配点20点)
(設問1)
(a)-117.99百万円
(b)3499.30百万円

(設問2)
NPV がマイナスとなり、変動費は削減される
ものの、設備投資資金を回収できないため、
現状の生産方法を続ける。


第4問(配点15点)
(設問1)
満期額一定のため保有債券の市場価格が低下。

(設問2)
債券先物オプションのプット商品を購入し金
利上昇をヘッジする。