お笑い米軍基地 | げたおの病気のブログ

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アメリカで病気なおじさん
2019年8月直腸がん発覚
2019年9月-12月放射線治療と抗がん剤治療
2020年1月大腸がん手術
2020年2月-5月抗がん剤
2021年8月肺転移発覚
2021年10月肺部分切除
2021年12月-2022年2月抗がん剤治療
2023年3月肝転移発覚←今ココ

という、イベントがありました。2時間強のコント集です。

 

これから書くことは全く私の病気と関係ありません。このステージを観て感じた私の戯言です。

 

沖縄には沢山の米軍基地があり、騒音から治安まで、そこで生活する人々の生活に毎日何らかの影響を与えています。

 

そんな沖縄のお笑い芸人さん達が、人々が直面している問題をコントにして笑い倒そう、という企画です。

 

毎年されていて、今年20年目だそうです。すごいですね。

内容が内容だけに、どうしても政治風刺的な方向に引っ張られるのは仕方ないのですが、本人達が言っているように、後からどの様なメディア、テレビにもYoutubeにも、残せない内容なのが惜しいです。こう書くと気になりますよね。 単純なものだと、飛行機の騒音でおじいちゃんの最後の遺言が聞き取れない、とか、普通に笑えるネタですが、過激なものや、ブラックなもの、そっちの方が多いです。

 

最後に皆でエイサー(伝統の盆踊り)を踊るのですが、それを観ていて涙が出てきました。

 

原始的で綺麗なんですよ、エイサーって。旋律とか太鼓とか。こんな綺麗な島で殺戮が行われ、残された人々が未だに79年前の戦争の跡の軍政の中に生きている事が悲しくて堪らなくなります。

 

彼らは敢えて彼らのコントには彼ら自身のメッセージは入れていない様に思います。ただ彼らの直面している不条理をシニカルに笑いのネタにして、やり過ごすエネルギーにしているのだと感じました。

 

調べてみると、沖縄には未だに31もの米軍基地があり、沖縄本島の約15%の面積を占めています。米軍と一口に言っても空軍、海兵隊、海軍、陸軍、とそれぞれが基地を持ち、さらに自衛隊との共同施設もあるので数が多くなっています。そこに従事している軍関係者の数は約26000人で、日本に駐留している全米軍関係者の約70%です。

この狭い島にこれだけの施設と人がいたら、改めて日本はアメリカの属国と言われても仕方ないですね。

 

ただ私自身はこの事実に反発はしていません。不幸にも隣近所にいるのが全部反社だから自国の軍事抑止力だけではどうにもならないのが事実だと思います。話し合いで、とか、憲法9条が、とか、いう人がいますが、相手がそんなまともだったら最初から軍事侵攻なんてするわけ無いですからね。 で向こうは勝つ気で来るから、強そうな相手の所には来ません。でも日本が弱いと、香港の様な道を歩むのでしょうね。

更に米軍にとって東南アジアへの災害派遣にはグアムでは遠すぎで、そう言った面でも沖縄は地理的にちょうど、不幸、というか、いい場所にあるんですよね。

 

一方、沖縄が辿った79年前の不幸な出来事は忘れてはいけないと思っています。3か月で24万人の命が失われ、その内の1/4以上が一般人です。あんな綺麗な島で、あんな残酷な事が起きたなんて、何度も言いますが、悲しすぎます。涙が出ます。

 

台湾有事なんて起きたら、大変どころではないことになるんでしょうね。基地が狙われるだろうから、結局島全体危険ですよね。 半島の付け根ではポンコツミサイル飛ばしてるし、そに下では今こそ核とか言っているし・・・

 

今日はシラフだから筆の滑りが悪いです。