#今の日本について語ろう | げたおの病気のブログ

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アメリカで病気なおじさん
2019年8月直腸がん発覚
2019年9月-12月放射線治療と抗がん剤治療
2020年1月大腸がん手術
2020年2月-5月抗がん剤
2021年8月肺転移発覚
2021年10月肺部分切除
2021年12月-2022年2月抗がん剤治療
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今の日本について語ろう

おお、これは常日頃思う所があるネタなのでついつい老害かとは思いながらも勝手に独り言を綴ります。

 

私は90年半ばに仕事上の理由でアメリカに移住しました。詳しくは伏せますが、若いエンジニアが活躍する世界をリードする国、に憧れていました。

 

それからずっとアメリカで仕事をしていますが、社会の一員としてその社会に貢献する、という経験により、たくさんのことを学ぶ機会を得たと思います。それによりアメリカを見る目が変わりました。そしてそれを通して、日本を見る目が変わりました。

 

ここでは話題が日本について語る、なので、日本にフォーカスして私見を述べてみたいと思います。

 

まず最初に述べたいのは、日本は民主主義国家ではない、と言う事です。これは多くの人が勘違いしている、させられている点だと思います。日本は社会主義です。何となくみんな政治に参加しているような気がしているから民主主義と思っているけど、本当は用意されている大筋に乗っている、国家だと思います。

 

小さい政府、大きい政府、とよく形容されますが、日本の政府は非常に大きいです。でもこれは良いこともあるんです。何事も国民は責任を取らなくて良いと言う点です。税金だけ払ってれば良い。 あとは政府が何とかしてくれます。いろんな事を政府が討論して何とかしてくれます。しかし、本来民主主義ならば、今ある一つ一つの問題に対して議員は民意を表す法案を提案し、それら一つ一つに対し改めて民意を問うべき(つまり賛成反対)で、国会内部で終わらせてはいけないはずです。 日本の政府はお父さんのような存在で、問題が起きてもあとは遠山の金さんがなんとかしてくれる、みたいなマインドセットができてしまっているように感じます。

 

それに大きく関係する概念として、自由、があります。日本の多くの人は「自由」という意味を誤解しているように思います。

よくアメリカは自由の国でしょ、と聞かれます。

でもその「自由」は嫌なことをしなくても良いじゃないか、したいことをしていても良いじゃないか、ではないのです。

 

自由という概念はそれだけでは存在せず、自由、はただではなく、結果への責任が伴います。

例えば、多くの人がアメリカの医療が高すぎると言いますし、事実そうだと思います。でも、それは国民が自由医療を望んだ結果です。私自身本当にそうなのかなーとは思いますが、国民皆保険に反対する人達の理論は自分が受ける医療は国家に強制されたくない!という「自由」を盾にしています。その方がより良い社会を構築できる、と信じている(建前上でも)からです。

だから政府は民営の医療保険への補助という所までしか踏み込めていません。その結果、アメリカの医療は営利企業としてサービス業としての側面も求められ、経済的に余裕のある人々はより良い医療と快適な設備を提供する医療機関を求め、良い医者が高値でスカウトされて、それが高い医療費へとつながります。

 

私はアメリカ生まれのバイリンガルの友人が何人かいます。彼らの日本への印象は彼らの年齢層、社会への関心度、と日本での滞在期間によって変わってきます。

若い人たちは純粋に日本を楽しんでいますが、長く居て日本社会への理解が深くなってくる、歳をとってくる、と、日本のコマーシャルに、なんか馬鹿みたい、と思う人も出てきます。あまりにも平和なんです。のほほん、としているんです。

日本のテレビコマーシャルって本当に面白いです。コマーシャルだけのチャンネルが欲しいくらいです。社会の問題を全く気にしていません。日本だけが、全く世の問題から隔絶されているように見えるんです。コマーシャルを通して見る日本の社会が幼稚だと感じるんです。

 

日本はとても美しい国で、そこで育った人々はとても美しい心を持っています。

残念な事に、他の国で育った人々が同じかと言うと、必ずしもそうではありません。日本に生まれ育っていると、「民度」などと言う言葉を意識する事すらそんなには無いと思います。残念な事に、民度が低い国は存在しますし、しかも多く存在します。

日本が不幸なのは隣近所にそういう国々がある事です。

 

今、日本は将来へのその存続すら危ぶむ時代に入っていると思います。

 

でも今、なんかこんな時に自民党が自主崩壊し始めてるし、野党は馬鹿ばっかだし、でも、だから、今こそ、みんなちゃんと考えて、ちゃんとした民主主義に方向転換するべく、ちゃんと選挙に参加して、ちゃんと意見述べて、素敵な人達が暮らし続けられる国を作ってゆく良いチャンスじゃないかな、とも思うんです。

民主主義と言うのは、政府から与えられることばかりを期待するのではなく、まず自分から政治に参加し、国家の運営に責任を持って参加すると言うことです。その最初の一歩が選挙です。


壊れるには勿体なさすぎる国です。

 

泡盛も尽きたのでこの辺で。

 

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