覚醒された世界
もう振り返ることさえ許されない
二度と開かないあの扉
必要の無い鍵はもう捨てて
やぶれた地図空へ広げ
忘れてた生きる価値と死の代償
覚醒された神の消えた世界
死神に縋りついてみるかい?
汚れた希望を信じてまだ耐えてみるかい?
命を懸けてまで生き残る
自信なんてないけれど
時間切れの瞬間は
この魂は救われるか?
傲慢な問いかけ
目まぐるしく彩(いろ)が蘇る
実は熟した
神は悪戯に傍観を続け
時計の針を進めて
無常な虚ろな愛を押し付ける
夢幻の星空 満ちていく月
運命の場所へ 一輪の花を
僕の描いた夢の物語
全て現実 証はこの血潮
覚醒された神の消えた世界
死神に縋りついてみるかい?
汚れた確信
見上げた空は星が渦巻いて
最期の時を止めて
歌を歌おう
声よ響け
歌を歌おう
声よ響け
歌を歌おう
幸運を願う歌を・・・
汚れてた世界から今空へ
無限の時を今越えて・・・
接吻
甘い唇そっと触れて
あふれる時を ずっと解けていよう
闇に紛れて 声は今
僕を呼び醒まして
途切れてた 風景を継ぎ足して
彷徨っていたこの季節が
また廻り始める
淡いグラスの夢を飲み干して
煌いている 瞳にも
鼓動が高鳴っている
色づいたこの空を 廻ってゆく
儚いほどに壊れそうな
白い花のようで
差し出して絡める
僕らの心は今重なる
哀しみさえも分かち合う
今いつまでも解けていよう
花のように重なる接吻けを
この時を永遠に止めていたい
彷徨っていたこの季節が
また廻り始める
放たれた鮮やかな空へと
この愛は誰にも触れさせない
甘い夢へと今誘う
全ては白い
花のように儚く煌く
目覚め
目覚めの時を数えて
まだ僕は眠りに抱かれてる
揺れる夢は暖かく零れる蜜のように
過去を見ていた僕の瞳は何を探す?
Ah!星の煌くこの夜空は降り注ぐように
僕を外へと導く
鳥篭を握り締めながら今君を探す
戻れない時間に心閉ざして
日差しの温もりの中を
まだ深く夢を泳ぎながら
明日を追いかけてた僕は想い出に深く身を沈め
元に戻らないことなんて判ってるよ
Ah!優しく降る雨に肌は青く染められ
想いは今流れる
錆びた鳥篭はもう君を縛らないから
淡い日差しに解き放つ
Ah!僕はまだ目覚めていない
だけど澄み渡る青空を胸に広げて
優しい木漏れ日の下暖かな涙に
頬を濡らし夢から醒めた