吉見が二塁も踏ませぬ快投で自身5度目の無四球完封、同率2位に浮上! | 己の信念を貫く競馬予想

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横浜 000 000 000 0

中日 200 004 00X 6


(横) ●小林太、大原慎、ブランドン-黒羽根

(中) ○吉見-谷繁


本塁打

(中) ブランコ9号2ラン(小林太)




本拠地のナゴヤドームにセ・リーグ最下位の横浜を迎えての3連戦の初戦は、投打がガッチリと噛み合ったドラゴンズが完勝!

チームは今季14度目の完封勝利で引き分けを挟んで2連勝して、貯金を2としました。


左団扇というか、久しぶりに安心して観ていられるような会心の試合運びをすることができましたね。



エースと4番が大車輪の活躍で、ドラゴンズがリーグ最下位の横浜を相手に全く寄せ付けず、実力の差を見せ付けました。

投げては、先発の吉見が8月27日の横浜戦(横浜)以来今季2度目、自身9度目の完封勝利で今季13勝目。


初回からボールが高めに浮いて本人は調子が良くなかったと話しますが、それでも初回はフライアウト3つによる6球で3者凡退という立ち上がり。

続く2回には2死から横浜の若手成長株の筒香に初ヒットを許すも、次の北はセカンドへのゴロ。

一塁ランナーの筒香の足に打球が当たって記録は内野安打となりましたが、守備妨害で走者がアウトになりました。


以降、5回にはピッチャーの小林太にピッチャー返しのセンター前ヒットで出塁されるも、打たれたヒットはそれだけ。

7回の内藤から8回の黒羽根までは圧巻の4者連続三振を奪って、今季最多の9奪三振を記録しました。


吉見の何よりの武器である針の穴を通すような正確無比のコントロールが冴え渡って、ストライクゾーンの四隅に丁寧なボールが決まっていましたね。

最後のバッターの石川もセカンドゴロに打ち取って、109球という省エネピッチングで自身5度目となる無四球完封。


一度も二塁を踏ませないという快投を演じて、北の守備妨害は打ち取っていた当たりだったので、実質的には2安打完封でした。



今季最短タイの2時間12分という短いゲームでしたが、同じ時間だった19日の広島戦(ナゴヤドーム)も吉見が先発していたので、ネルソンの時もそうだし早く終わりますね。

まさにエース、まさに大黒柱という働きぶりで8月13日の横浜戦(平塚)から、これで自身5連勝。

ハーラーダービートップの内海にあと1勝差と迫って、防御率の1.64という数字でも肉薄しました。


シーズンも終盤に差し掛かってきて、開幕は出遅れた吉見がいよいよタイトル2冠王争いの本命に躍り出ましたね。

横浜戦は、通算15勝2敗5完封という無類の強さを誇って今季は4年ぶりの黒星を喫したとはいえ、それでも4勝1敗で防御率は1.16というとんでもない数字を残しています。


チームは残り35試合、吉見の先発機会は6回か7回ぐらいは訪れるとは思いますが、お立ち台では中4日でも中5日でも投げると宣言したので、フル回転してくれることでしょうね!




その調子が悪かったという吉見を序盤早々から援護したのは、主砲・ブランコのバットでした。

初回、2死ランナーなしから森野が三遊間を破るレフト前ヒットで出塁して、回ってきた第一打席。


ブランコにとっては今季初対戦となった小林太に対して、初球ボールの後の2球目の高めの速球を力強く振り抜きました。

低い弾道を描いた弾丸ライナーは、まだ試合開始直後ということもあって空席の目立つレフトスタンドに突き刺さる先制の今季第9号2ランホームラン。


ブランコ自身、ナゴヤドームでのアーチは5月23日の楽天戦以来109日ぶりという本拠地のファンが待ち望んだ一発でした。

チームにとってもおとといの巨人戦の3回に森野がタイムリーを放って以来、18イニングぶりの得点をもたらして吉見にはもうこの2点の援護で十分すぎましたね。


ナゴヤドームでのドラゴンズの選手によるホームランは、8月18日の巨人戦で和田が打って以来3週間ぶり。

ブランコのバットが打線に火を付けて前夜は2安打と黙りっぱなしだったのが一転して、5試合ぶりの2ケタ安打もマーク。


そのブランコも6回には、火の出るような当たりのレフト前ヒットで出塁して、4得点の起点となりました。

18打席連続ノーヒットと当たりは止まっていましたが、その間にも犠牲フライで2打点は挙げていましたからね。

これで今季7度目のマルチヒットを記録して、8回表の守備からはお役御免となりました。


ナゴヤドームでは今季最少の23414人という観衆でしたが、観に来たお客さんにとってはブランコのホームランに快勝と満足して帰ることができたでしょうね。



6回には1死満塁から井端のタイムリーで1点を追加すると、平田のサードへのタイムリー内野安打でさらに1点。

とどめは2死満塁となってから荒木の2点タイムリーが飛び出して、リードを6点に広げました。


中でも、プロ入り初となる8番でスタメン起用された平田は4打数3安打1打点と結果を残して、今季6度目の猛打賞。

またしても和田がスタメンから外れて日替わりオーダーで試行錯誤を続けていますが、現状のベストで打順を組むしかありませんからね。



首位のヤクルトとは5ゲーム差のまま変わらないものの、阪神と巨人が敗れたことでドラゴンズは一気に同率2位に浮上。

阪神と勝敗で並んで全く同じ勝率になりましたが、この位置をキープしてヤクルトへの挑戦権を勝ち取りたいところですね。


明日はドラゴンズが山内、ベイスターズが高崎の先発ではないかという風に予想されています。

8月26日の試合が雨天中止になった関係で、10月18日に横浜との追加日程が発表されました。


それを含めても横浜戦は残り4試合、今季の対戦成績は12勝8敗となって負け越しはなくなったので、一気に4年連続のシーズン勝ち越しを決めてしまいましょう!