医者になって7年目。
線維筋痛症と分かってもうすぐ丸8年になりますが、
発症から今まで
「みんなと同じように」とか
「人並みに」
ということを目標にしてきました。
人には、
「無理せずに」とか
「マイペースに」とか
勧めながら、
自分がそうできない質のため、
矛盾を抱えながら自分なりに納得のいくまで突っ走ってきました。
そしてようやく、
別にみんなと同じようにする必要はないんじゃないかと素直に思えるようになりました(笑)
長かった〜。
頭で理解はしていましたが、ようやく心が納得してくれた感じです。
子供の頃から一生懸命をモットーにしていたので、
自分のいわゆる負けず嫌いさによって頑張ってきたわけですが、
頑張っても10年前のように身体や思考が動かず
「できない自分」を受け入れることができないまま、
ただもがいて自己嫌悪になって
誰も幸せにならない選択を重ねてしまったように思います。
自分がゆっくり生活することは負けではなくて、1つの選択であると認められるようになりました。
私は幸いなことに自己肯定感をしっかりと育まれて成長しましたが
生き方が「一生懸命に生きる事が大事」という価値観であったために
一生懸命な自分が好きだったし、限界まで頑張らない自分を認めてあげられないプライドがあったのだと思います。
そして一生懸命やってきた結果、
いつも限界まで頑張る必要はないこと
休むことは悪いことではなく必要なこと
一生懸命になりすぎるより、健康であることの方が大切であること
を心から納得しました。
すっごく当たり前のことだと思うのですが
20年突っ走って生きてきた私には
歩くことはもちろん、助走することさえも許しがたく…
というより、単純に歩き方が分からなかったのかもしれません。
歩くことだって大変なこと。決して楽をしているわけではない。
本当は走りたいのを我慢して、ひたすら歩き続けるというのは
それはそれで非常に忍耐のいることだと思います。
特に私のような質の人間は、ある意味走ってしまった方が楽な面もあるということです。
そこを、あえて歩く。
きっとこの思考の変化は、身体もいい方向に向かって行くと思っています。
そして連載の第3回が公開されています!
是非読んで頂けると嬉しいです😊
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