ご当地アイドルのライブが広場で行われると店内アナウンスが流れた。
名前も知らないグループだし興味も無かったが、時間があるので観てみることにした。

会場に着くと100席以上ある座席はほぼ埋まっており、立ち見のお客さんもちらほらいた。
パッと見でヲタと分かる人は少なく、お客さんは小さい子供連れのファミリーがほとんど。
買い物ついでに寄った人が多いように思えた。
ライブが始まると10人弱のヲタ集団が動き出す。
光物を手に持ち、定番のMIXや手拍子の他、サビではまさかのロマンスがさく裂。
お客さんは驚いて、アイドルそっちのけでヲタの方を見て写真に収めてたw
こんな地方にも気合の入ったヲタクがいるもんだなぁ~(^▽^;)
ロマンスなんて現場によく行く僕ですら久々に見た。
スカスカの会場の後ろの方で、たま~にやってる人を見るくらいかな。
一般人がいっぱいいる明るい店内でなんて、僕には恥ずかしくて真似できん。
お客さんも笑ってたよ。
アイドルの応援の仕方はいろいろある。
他人に迷惑をかけない範囲であれば、何をしてもいいと思う。
後は勇気の問題。
こういうアウェイ感の強い現場の場合、声を出すのも恥ずかしいものなのだ。
ヲタク丸出しだと一般人に笑われちゃうからね。
僕自身は小心者なので、アウェイ気味だと絶対におとなしくする。
アイドルからすると会場が盛り上がってた方が嬉しいだろうが、僕は会場を盛り上げようなんて思ったことが一度もない。
いつも自分の好きなように楽しんでる。
会場の雰囲気にもよるし、その日の気分にもよる。
声を出したり振りコピする場合もあれば、終始地蔵でいることもある。
ただ、どちらの場合でも楽しみながら観ている。
アイドル現場だと、騒げなきゃ楽しくないっていう人もいて、そのへんは理解に苦しむ部分である。
息をのむほどのパフォーマンスを見せつけられたら、ステージに集中してて騒いでる暇なんてないと思うのだが。
声を出すことで発散してるだけなんじゃないのって思う。
まっ、他人のことはどうでもいいし好きに楽しめばいいんだけども。
重要なことは自由度の高さ。
おとなしくしてる人も許容される空間が一番好き。
特にアイドル現場では、イメージが先行して一般人に敬遠されがちなので。
好きなアイドルちゃんを観ながら自分の好きなようにノル。
そういうのがいいな~