傑作とは言えずとも、これぞ円熟の極み。『キラーズ オブ ザ フラワームーン』 | GESHICOMのブログ

GESHICOMのブログ

CINEMA、BOOK、EVENT、LIVE&PERFORMANCE...

 

スコセッシ監督の過去作と比較して新鮮味に乏

しく、名作と呼べるような作品では無いと思う

けれど、一体何なんでしょう?

見終わった後のこの満足感は!?

振り返って思う、

何と充実した3時間半だったのか!?

 

キャスティング、脚本、映像、音楽...

全てにおいて、巧みの極みを見せつけられたよ

うな感覚。

そして、スコセッシ、デニーロ、デカプリオの

当世最強のトリオが織りなす極限の予定調和!

 

デニーロの演技なんて、もうリアリティを超え

て、パロディのようにさえ見えてくる。

長らく、イケメンの最上位クラスに君臨してき

たデカプリオの捨て身の演技も感涙モノ!

こんな格好悪いレオ様って、もう求道者の域。

もちろん、脇を固める配役も抜かり無し!

全てにおいて期待を裏切らない。

 

気になったのはただ一点、

ちょっと史実を単純化し過ぎでは?

 

85点