幼稚なお涙頂戴劇が、超絶痛快娯楽作に! 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3』 | GESHICOMのブログ

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単純明快!痛快無比!!

 

まあ、よくある“いい話”を、よくぞここまで

面白く感動的に仕上げたなと感心しきり。

これは、監督はじめ作り手の抜群のセンス、

そして、半端ない予算の賜物でしょう。

 

ほぼ全ての台詞に笑いの種を仕掛けた粋な

脚本。

80年代の名曲ロックを絶妙のタイミングで

ぶち込んでくる演出センス。

それほど重要とは思えない小ネタにさえ、

全力のCGを惜しげも無く使いまくる潔さ、

もしくは破天荒さ。

全くもって痛快です!

 

もともと幼少期から、「三国志」とか、

「里見八犬伝」とか、「真田十勇士」とか、

「七人の侍」とか、「サイボーグOO9」とか、

「ルパン3世」とか、「ガッチャマン」とか...

異能の超人たちがチームを組んで強敵と戦う

物語が大好物で、近年ではその最たるものが

「アベンジャーズ」だろうけど、実は同作は

人物描写が大味過ぎてあまり好みではない。

登場人物たちの上っ面の強さよりも、

“弱さ”も含めた内面にフォーカスした本作に

より魅力を感じる。

 

とは言え、本作もかなり“大味”だけどね!

 

85点