事業という視点で商品を見る | 作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

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この記事から事業という視点で、商品を考えてみなさい。

吉野家、牛丼値下げせず280円の低価格新商品で対抗
(ORICON STYLE - 09月02日 12:13)

280円の新商品『牛鍋丼』を紹介する吉野家・安部修仁社長 (C)ORICON DD inc.
 牛丼チェーン店・吉野家を展開している吉野家ホールディングスは2日、都内の本社にて戦略新商品発表会を行い、280円の新メニュー『牛鍋丼』を新たに投入すると発表した。競合他社が牛丼の期間限定値下げを行い“価格競争”が過熱している中、同社はあえて牛丼の値下げは行わず、価格を280円に抑えた低価格商品を加えることで対抗していく。

 創業111周年を記念して発売される新商品『牛鍋丼』(並盛280円、大盛380円)は牛肉を豆腐や野菜と一緒に煮込んだ牛鍋の具をご飯に乗せたメニューで、牛丼の起源ともいわれるもの。牛肉以外にシラタキや豆腐なども入るため、コストを抑えることができたという。同社の安部修仁社長は「女性や中高年の方にもご好評いただけるのではないか」と新メニューに自信をうかがわせた。

 また、他社の“牛丼値下げ価格”は250円で定着しつつあるが、新商品の価格を280円に設定したことについては市場の適正価格とし、あえて主力商品を値下げしなかったことについては、過去の値下げ競争参戦の際に客数の増加率がもっとも高かったことを挙げつつ「しかし今そこにいったところで利益につながらない」とコメント。刹那的に他社の値下げに対抗するのではなく、独自の路線で客足を増加させ業績回復につなげると語った。

 新メニュー『牛鍋丼』は7日午前10時より発売開始。そば処吉野家、競馬場・競輪場など一部店舗では取り扱わない。

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このブログでプレゼンテーションをやっても、一文の得にもなりませんから、内容については省略しますが,要するに吉野家が値下げ競争に負けて、苦肉の策で値下げしないで、新商品としてダンピング商品をだしてきたってことですね。

さて、この種のいわゆる屋台商売というのは、本来、軒並みということばがあるように、右倣えをしていかないと、競争においてきぼりにされるのはわかっていたわけです。
ま、基本中の基本に逆らった意図がまったくわからんですから、ここでの批評はできませんが,吉野家というのはたぶん、思い上がりをしていたんでしょうな。

たかがといっては失礼だけれど、吉野家というブランドが牛丼と思い上がっていたんでしょうな。
松屋、すき家ぐらいしかしらないんだけれど、どれをとってみても、「お、こいつはすごい」という代物じゃない。つまり目隠しをして食えば、日本酒の利き酒と同じで、あてずっぽうでいわないと、銘柄がわからない、そういうレベルなんだね。

ココ一番が漁父の利を得ているという報道がありましたが,あのやりかたはトッピングという方法で、個単価をあげているから、かなりの収益になっている。

が、牛丼というのは,個単価が一緒だから,銭湯代じゃないけれど、業界でこのようにあげました、とやらない限り、値下げ競争に歯止めは掛けられない。

つまり、誰かがつぶれるまでやるしかないということです。

おそらく吉野家は、この値下げ合戦から他の道に行こうと考えてのことだろうけれど,業界という見かたができていないから、違う商品を安くだしても同じことにしかならないんだね。

もっといえば、牛丼業界から足を洗うなら、突破口は見つかるということだな。

つまり、ココ一番のような独自路線という意味です。

これ以上いうと、賢い吉野家のことだから、自分たちの路線の間違いに気づくだろうけれど,キーワードは脱牛丼であり、新しい屋台店舗を構築せよということなんだね。

ま、そこまでわかって戦略構築できているとも思えないけどね。

ところで、JAL。
経営再生案をだしたっていうけど、稲盛も老化したんじゃないのかね。
昔はもっと切れたはずだから,手腕に期待したんだけれど、これじゃそこらへんの起業社長におさまっている若造くんと変わらんな。

JALは運送会社じゃないんだよね。
飛行機会社なのよ。
ま、私のキーワードはそこだな。