同じセミナーを受けて、親しくなった経営者仲間の中に
中卒が2人いる。
彼らはいつも中卒だけど、社長やっています。
って笑っている。
会社もそこそこうまくいっているみたい。
僕ら、何にもないんです。
学歴も、人脈も、カネも、コネも。
でもないないだらけのほうがかえって楽ですよ
って言い切る。
その中卒の社長が開催するセミナーがある。
そのセミナーは、いわゆる自己啓発セミナー。
そこには、おもしろいことに、
学歴も、人脈もカネも、コネもある人たちが
たくさん集まるという。
先日も浅草で、その勉強仲間が集まったときのこと。
以前に一度会ったことがあると言われたが、
僕のほうはまるで記憶がない。
申し訳ないと思いながら、名刺交換した。
そんな彼は今、53歳で大手ゼネコンに勤務している。
アメリカのパデュー大学大学院(昨年ノーベル化学賞を受賞した
根岸教授の大学)を卒業して、海外経験も豊富。
国際空港の滑走路や海外の高速道路など
普通の人が聞けば「すごーい」というプロジェクトばかり。
彼は、いまの仕事に飽きたので、
これからは自分が生き生きとできる仕事がしたいと言っていた。
それはどんなこと?って聞いても要領を得ない。
得意の占いを使ってちょっと分析をしたら、
なんと僕と同じ星。
「○○さん、今年は運気が最高だから、
今までの努力の成果の集大成、そして
冷静にこれからの自分を見まわすことができる年ですよ」
って言ったら、そこから急に饒舌になって、
どんどん元気がよくなって、最後は自分で
「そーなんだ、俺はそういうことを感じてたんだ」
って納得してました。
奥さんの協力や、子供がまだ小さいということで
なかなか次の一歩が踏み出せない環境はあるものの、
やっぱりやらないで後悔はしたくない。
そんな思いって誰にでもあるもの。
失敗したら、またやり直せばいい。
あるあるの人は、失敗した経験が少ないので、
失敗が怖い、恥ずかしい。
でもないないの人は、できなくて当たり前。
できたらラッキーみたいな感覚。
世の中不思議だ。
ジョージ
No.532