街の本屋がどんどん減っている。
その最大の理由は、もちろん本が売れないから。
しかし、街の本屋にとっての致命傷は売れる本を
仕入れることができないこと。
都市部や駅前の大型書店では、ベストセラーが
平積みになってうず高く並んでいるのに、商店街の
中の本屋さんには、数冊ある程度という光景を
見たことはないですか。
仕入れたいのに、仕入れられないという業界特有の
仕入れ事情があるんです。
出版社は、売れる本はたくさん売れるところで、
大量に売ってしまいたいと考えています。
そのほうが流通コストがかからないから。
全国に2万店以上あった書店はこの10年で5000店舗
以上減少しました。
inetという中小の本屋さんが仕入れの共同購入を
するために設立した組織があります。
単体では、仕入れられない本も、組織化することで
大手と同等に勝負することができるようになりました。
今や仕入額で100億円。
もともとが街の本屋の店主が集まっているので
本が大好き。だからうんちくを言うのも大好き。
そんな本屋の店主がなんとiPadを使って、
読んでほしい本、お勧めの本をプロモーションする
という逆の発想でビジネスを展開。
動画やPOPをiPadで流す。
来店したお客さんは、その場でiPadに触れながら、
だんだん目の前の本に興味を引かれていくという演出。
考えたなぁ。
NO.474
ジョージ