『 あきんど頭で考える 2 』 | GEORGE TIMES

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30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

スナック菓子などのパッケージの裏を見ると、
日本語表示以外に英語、中国語、韓国語などが
表記されている商品が増えてきました。

なるほど、ネスレやP&Gなどのグローバル企業
にもなると、当然多国語での表示もありえるなと
思っていました。

しかし、ある雑誌に面白い記事を発見。

日本市場は、とにかく商品の回転サイクルが早い。

コンビニではそれがとっても顕著。

POSデータで売れなければ、1週間で撤去も。

スーパーでも次から次へと新商品が登場してくる。

そこで、当然売れ残り、返品、在庫という悪循環。

でもさすが多国籍企業。

日本で売れ残った商品を、韓国、中国へと輸送する。

その雑誌には、「時間のからくりで儲ける」と
書いてありました。

中国に持っていって、日本の定価の半値で売っても
廃棄処分するより十分儲かる。

だから船便でコストをかけても、捨てるよりマシ。

なるほど、多国語表記は捨てない工夫だったんだ。


ジョージ

NO.454