『北海道100キロ歩こう大会 3』 | GEORGE TIMES

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30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

100キロを歩くには、準備と体力と気力と仲間が必要。

そしてもうひとつ必要なのが、サポートしてくれる人たち
の存在。

会社でいえば、総務部門や仕入れや外注先。

この人たちの存在が、とてもありがたいと感じる。

約10キロごとにチェックポイントがある。

スタート以前に簡単なコースマップは渡されているが、
それを見ただけでは、初めての人にはさっぱりわからない。

まるで世界地図を見ながら航海するような感じ。

だから、突然見えてくる人影が妙にうれしくなる。

おまけに、遠くから「がんばれー」とか「おかえりー」、
「あとすこしー」とか聞こえてくると、疲れきった足でも
思わず小走りになってしまう。

今年もたくさんそういう人がいた。

励まされると、がんばれる。

人は単純だ。

でも、その単純、純粋さが、とても心地いい。

マッサージを受けながら、その気持ちよさに寝てしまう。

それぐらい、サポートの人たちも一生懸命。

技術うんぬんより、愛情。

「絶対完歩できるよ」とか、「ふくらはぎがさっきより
やわらかくなったよ」と言ってはげます。

そうして、いくつか先のチェックポイントで再び
顔を見ると、真っ先に声をかける。

「ありがとう」や「ここまで歩けたよー」って。

自然と関係性が強化されている。

ビジネスでも全く同じ。自分の利益のためばかり
と考えていたら、なかなかうまくいかない。

相手のことを思いやり、相手が喜ぶことをしてあげる。

そうすれば、受けたほうもそのうち返してくれる。


ジョージ