100キロを歩くには、準備と体力と気力と仲間が必要。
そしてもうひとつ必要なのが、サポートしてくれる人たち
の存在。
会社でいえば、総務部門や仕入れや外注先。
この人たちの存在が、とてもありがたいと感じる。
約10キロごとにチェックポイントがある。
スタート以前に簡単なコースマップは渡されているが、
それを見ただけでは、初めての人にはさっぱりわからない。
まるで世界地図を見ながら航海するような感じ。
だから、突然見えてくる人影が妙にうれしくなる。
おまけに、遠くから「がんばれー」とか「おかえりー」、
「あとすこしー」とか聞こえてくると、疲れきった足でも
思わず小走りになってしまう。
今年もたくさんそういう人がいた。
励まされると、がんばれる。
人は単純だ。
でも、その単純、純粋さが、とても心地いい。
マッサージを受けながら、その気持ちよさに寝てしまう。
それぐらい、サポートの人たちも一生懸命。
技術うんぬんより、愛情。
「絶対完歩できるよ」とか、「ふくらはぎがさっきより
やわらかくなったよ」と言ってはげます。
そうして、いくつか先のチェックポイントで再び
顔を見ると、真っ先に声をかける。
「ありがとう」や「ここまで歩けたよー」って。
自然と関係性が強化されている。
ビジネスでも全く同じ。自分の利益のためばかり
と考えていたら、なかなかうまくいかない。
相手のことを思いやり、相手が喜ぶことをしてあげる。
そうすれば、受けたほうもそのうち返してくれる。
ジョージ