「あなたは私だけの大切なおもちゃなの……。」
作品名: フランドール・スカーレットの抒情詩
曲名: U.N.オーエンは彼女なのか?
公開日: 2024年2月10日 (土) ~ 2024年2月16日 (金)
メイリン「この作品は『紅い月の光で大人の女になった少女が恋をして憎しみを覚え破局するまで』を描いた歌詞なの。」
「2017年11月10日に書かれた歌詞で、如月祐介が東方プロジェクトの音楽を聴いて初めて完成させた作品よ。」
「彼は創作家として長らく埋もれた存在だったんだけど、あるとき偶然YouTubeで東方紅魔郷というシューティングゲームの映像を見つけたの。」
「そのときにシューティングゲームのBGMとして使われていた曲が印象的で、何となく歌詞を付けられるのではないかと思ったのよ。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: U.N.オーエンは彼女なのか?
「彼はそれまでの人生で作詞をした経験がなかったんだけど、東方プロジェクトの音楽に魅了されて、何故か歌詞を書いてみようと思ったのよ。」
「そして何かに導かれるように作詞してみたら構想がたくさん浮かんできて、意外にも約2~3時間で簡単に歌詞を完成させることができたわけ。」
「それは全9章で約10分もある長大な歌詞で、初めて書いたのに完成度も高かったから、彼は自分に作詞の才能があることに驚いてしまったみたいね。」
「こうして彼は東方プロジェクトの音楽を片っ端から聴くようになり、精神科の主治医に注意されるほど不眠不休で作詞する日々になったの。」
メイリン「それまでの如月祐介の人生はつらいことばかりで、楽しいと思えることがほとんどなく、何のために生まれたのか分からなかったみたいね。」
「幼少時代は5歳頃まで言葉を話せず、ADHD特有の厄介な性質に悩まされ、小学校に入学しても偏差値教育が全く合わなくて成績が悪かったのよ。」
「本当はいろんなことを知っていたんだけど、現代の日本社会では過度に平等を要求されるから知性や感性を隠すようになったみたいね。」
「その結果、最終学歴が中学校のままで人生の旅に出発せざるを得なくなり、学歴で能力を判断する現代の日本社会では無能扱いされたの。」
「だから彼は自分の才能を発揮する場所がなく、誰かに知性や感性を見抜かれることもなく、長らく埋もれた存在になってしまったのよ。」
「そこには孤独な少女が紅い月の光を浴びて大人の女性になり、恋をして悲劇的な運命を辿っていく姿が描かれているわよ。」
「もしかしたら偶然YouTubeで東方プロジェクトの音楽に出会ったのは、神様や守護霊が自分の才能に気づかせるためだったのかもしれないわね。」
「ZUNさんには会ったことがないけど、こうして素晴らしい音楽を作曲して創作を楽しむ場所を提供してくれたことに感謝しているんだって。」