「CD販売を終了」 山野楽器銀座本店で
識者 「役割終えた」 それでも残るとしたら
*J-CASTニュース (6月7日) より*
CD販売は今後も減っていくのか──。
東京の 「山野楽器」 銀座本店が、CDや映像商品の販売を2024年7月末で終了する。
インターネット配信での音楽視聴が主流なのでなる中での判断だ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240608/13/george-galison/59/c9/p/o0720043615448869772.png?caw=800)
『それでも音楽はまちを救う』(イースト・プレス) の著者で文教大学国際学部教授の八木良太氏 (経営学) は、J-CASTニュースBizの取材に、 「CD販売店が少なくなるのは、間違いない」 との見解を示す。
■ アナログレコードのように復活しない
日本レコード協会という統計によれば、CDなど音楽ソフトの年間生産額は1998年の約6075億円がピーク。
その後、2021年の約1936億円まで下がり、2023年は2207億円だった。
前出の八木氏は、 「今後もCDの年間生産額が回復することは、日本だけではなく世界的にもないと考えています」 と、取材に話す。
サブスクリプションやYouTubeでの視聴によるサービスが普及したため、 “ CDは役割を終えた “ と語った。
「今後CDが完全にはなくならないと思います。
ですが、コレクター向けとしてリバイバルしたアナログレコードやカセットテープと同列には扱えません。
アナログかデジタルかは大きな違いです」 (八木氏)
デジタルを聞くことに慣れた人にとっては、アナログで聞く新鮮さはある。
だが、CDはインターネット配信と同様にデジタルであるため、アナログレコードのように復活することにはならないだろうと指摘する。
■ 「いつまで持ちこたえることができるのか」
では、どのような形でCDは販売されるのか。
例えば、CDにアイドルの握手券やチェキ撮影券、Tシャツなどをセット販売するような形では残るだろうと、八木氏。
ジャケットを豪華な写真集にするなどして商品価値をつけ、グッズとして購入するような形もある。
CD販売店が少なくなる流れは止められない。
「いつまで持ちこたえることができるのかと感じています」 と語った。
『 ディスク商品が販売終了の流れ 』
本当に気に入った作品はパッケージ版として、いつまでも自分の手元に残しておきたいな、と拙者は思っております。