【 軍事 】
ドローン攻撃から生き残れ!
個人携行可能な対ドローン武器の発展
*Mmtar Fan (4月19日) より*
空から迫るドローンの攻撃に対して、兵士は有効な反撃手段を持っていなかった。
しかし、高まる脅威のなかで徐々に対策が講じられつつある。
■ ドローンへの対抗手段がなかった兵士
さまざまなドローン (無人航空機) の中でも、兵士個人にとって脅威となっているのが 「FPVドローン (一人称視点ドローン) 」 と呼ばれる小型ドローンだ。
ウクライナ戦争ではロシア・ウクライナ双方が、このFPVドローンに爆弾を搭載し、車両や陣地、または兵士個人への自爆攻撃に使用している。
こうした小型飛行物体に対処でき、なおかつ兵士個人が携行可能な武器は、これまで存在しなかった。
有効な対策のひとつに電波妨害かある。
FPVドローンと操縦者の間の通信を遮断するものだ。
しかし、電波妨害対策として光ファイバー有線誘導型ドローンが2024年頃に登場したことで、充分な対策とは言えなくなってきた。
最も確実な対策は、物理的に破壊することだ。
代表的な手段が散弾銃 (ショットガン) だろう。
クレー射撃や鳥類の狩猟に用いられる散弾銃は、一定範囲に複数の散弾が広がるため、ライフルのような “ 一発弾 “ より空中の小さな目標を攻撃しやすい。
対ドローン専用の散弾銃も開発された。
イタリアのベネリ社が開発した 「ベネリAI ドローン・ガーディアン」 だ。
散弾の大きさや広がり具合を “ 対ドローン用に最適化 “ したもので、50m以内で高い迎撃能力を発揮するとメーカーは主張している。
また、ライフルに搭載する特殊な対ドローン照準器も開発されている。
イスラエルのスマートシューター社が開発した 「SMASH 2000L」 型照準器は、高度な追跡アルゴリズムに基づいて飛行物体の未来位置を計算し、最適のタイミングでの射撃を補助する。
ライフル弾そのものを改良するアイデアもある。
アメリカのドローン・ラウンド社が開発した対ドローン弾は、同社の説明によれば “ 散弾を内包した “ ライフル弾であり、射程の異なる二つのタイプ (射程50m/100m) があるようだ。
すでにアメリカ陸軍では訓練にも使用されている。
現時点では、これら対ドローン火器がどれほど有効なのか判断できない。
しかし、各方面でさまざまな歩兵用対ドローン火器の取り組みが行われており、現在のようなFPVドローン優位の現状は今後変化していくかもしれない。
『 個人携行可能な対ドローン兵器 』
軍用ドローンの進化と対ドローン兵器の進化という “ イタチごっこ “ は、世界から戦争がなくならない限り、終わることはないでしょう。
兵器開発は、永遠に終わらない 「血を吐き続ける悲しいマラソン」 (ウルトラセブン第26話 「超兵器R1号」 )ですね (ため息) 。






