いざというときに役立つ!
「申請しないともらえないお金」 について解説
* ママテナ (3月17日) より *
長い人生の間には、ピンチが訪れることもあるでしょう。
そのようなときに利用したいのが、国のセーフティーネットである 「社会保障制度」 です。
ただ、国はピンチを察して自動的に助けてはくれません。
基本的には、制度を利用するために “ 自身で申請する必要がある “ 点に注意しましょう。
本記事では、知っておきたい “ 申請しないともらえないお金 “ について、代表的な制度を5つ解説します。
社会保障制度には、図表1のとおりさまざまな種類があります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240320/08/george-galison/d9/c3/p/o0720076715415156897.png?caw=800)
◈ 障害認定された人が受け取れる障害年金
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240320/08/george-galison/d9/c3/p/o0720076715415156897.png?caw=800)
その中でも多くの人に関係するであろう、以下の5つの制度について解説します。
● 障害年金
● 遺族年金
● 傷病手当金
● 高額療養費
● 失業手当
障害年金とは、年金の被保険者が病気やケガによって仕事が制限されるようになった場合に、生活を支えるために支払われる年金です。
「年金」 と聞くと、老後に受け取る 「老齢年金」 をイメージしがちですが、障害年金は “ 現役世代の人 “ も含めて受け取ることができる年金です。
障害年金の申請には、日本年金機構へ年金請求書を提出する必要があります。
◈ 遺族が受け取れる遺族年金
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240320/08/george-galison/34/d9/p/o0720049715415156908.png?caw=800)
◈ まとめ
遺族年金は年金の被保険者が死亡した場合に、その人によって生計を維持されていた遺族が受け取れる年金です。
大黒柱が死亡すると家族の収入が突然絶たれることになりますが、遺族年金があることで生活費を補うことができます。
遺族年金の申請も障害年金と同様です。
日本年金機構へ年金請求書を提出します。
◈ 病気休業で受け取れる傷病手当金
傷病手当金は健康保険の被保険者が、病気やケガによって仕事を休み、じゅうぶんな給与を受け取れなかった場合に支給されます。
傷病手当金の申請は、会社が健康保険組合へ申請書を提出することが一般的となっています。
まずは、会社に傷病手当金を申請したい旨を伝えて指示を受けましょう。
◈ 入院などで受け取れる高額療養費
入院などによって高額な医療費を支払った際には、高額療養費制度を利用することで “ 定められた限度額を超える部分の払い戻し “ を受けることができます。
なお、 「限度額適用認定証」 を事前に取得し病院に提示した場合には、限度額を窓口で負担するのみで済むため便利です。
高額療養費の申請は、加入している健康保険へ高額療養費支給申請を提出することで行います (図表2) 。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240320/08/george-galison/34/d9/p/o0720049715415156908.png?caw=800)
◈ 失業中に受け取れる失業手当
失業手当 (失業保険の基本手当) は、離職した人が次の就職先を見つけるまでの間に支給されるお金です。
失業手当があることで、失業中の生活を心配せずに就職活動を行うことができるでしょう。
失業手当の申請は、最寄りのハローワークで “ 求職の申し込み “ をするところから始まります。
国にはさまざまな社会保障制度が設けられています。
その主な原資は国民の税金と社会保険料であり、国民全員に “ 平等に受ける権利 “ があるものです。
申請が必要なことを知っておき、いざというときに、すぐに手続きできるようにしておきましょう。
◈ 執筆者:FINANCIAL FIELD 編集部
『 社会保障制度 』
必要な時が来たら忘れずに申請して、しっかりお金をもらいましょう。