エジプトの大学で英語を習った話 ⑦PとBの区別 | Nairobi Today

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カイロ・アメリカン大学のキャンパスを

一目見たいがために社会人向けの英語の

グループレッスンに行ったら周りが

エジプト人の若者ばかりだった話です。


日暮れ後のキャンパス

 

このクラスはOral Communication

なので、話したり聞いたりがメイン。

レクチャー部分は少なく、

先生が生徒の発言や発表を聞いた中で

気になった点(文法のミスや発音の

ポイントなど)をフィードバックして

くれるという形でした。

 

その中で面白かったのがPとBの発音。

日本人にとってのLとRのように

エジプト人にとってはPとBが聞き分け

づらいらしく、そういえば実生活でも

「Can I borrow your BEN?」と

言われて「BEN? あ、PENかー!」と

なったことがあります。

 

エジプト人に混じって

「P!」「B!」「P!」「B!」と

発音練習しながら、

以前どこかでドイツ語話者に混じって

先生「ハチが飛ぶ音よ、ZZZZZ…」

生徒「ZZZZZ...」みたいな練習を

したことを思い出しました。

ドイツ語話者にとっては、

英語のSとZの区別が難しいようです。

 

そういえば昔、アンコールワットで

カンボジア人ガイドさんの日本語が

とてもきれいだったので褒めたところ、

「クメール語にはあらゆる音があるので

 外国語のどんな発音も簡単なんですよ」

と言っていました。

母音だけで23あるそうです。

 

文法に関しても、ドイツ語を習った時、

4つの格変化で苦労する私たちに

ロシア人が「ロシア語は6格あるから

4格は簡単」と言っていました。

 

文字に関して言えば、日本語だって

なかなかの難易度だし、アラビア語も

いまだに美しい模様にしか見えない。

それに比べれば英語なんて簡単簡単!


…とはいかないのがつらいところ。

修業は続きます。